近所の小さな川に咲いていた花。
花にあまり近寄れないのでずっと段菊だと思っていました。
この夏 かなり伸びて手の届くところにあったのでよく見たら
ハッカでした。葉っぱなどの感じから和ハッカかなぁと思ってます。
ハッカといえば山で虫除けに使うハッカスプレー、そうですよね。
北海道の北見が有名ですね。なので寒冷地にしかないのかなと思っていましたが、
なんとこんな身近に。
うちのまわりからもう少し下流まで見てみるとかなりあります。
そこでなんとかハッカスプレーが作れないか懸命に調べ、考えてみました。
乾燥した葉っぱや茎の重さに対して1.5〜2%含まれているとのことで
北見では葉を乾燥させ、水蒸気蒸留して油分をとっているそうです。
そこからメントールを晶析し除去した残りの油をさらに蒸留して精製して
つくっていました。
学校の化学実験ならまだしも家で蒸留するのはいろいろ大変そう〜!
晶析はしないほうが油の中のメントール量が多いのでこれはパスできるし、
うまく何かで抽出できないもんだろうか?
溶解性を調べたら水に難溶らしい。エタノール、エーテルや石油エーテルやクロロホルムなどにも
よく溶けるそうなのでまずは害のなさそうなエタノール抽出を試すのがいいかも。
気になってハッカスプレーの作り方を調べてみたら、
◯無水エタノール 5
◯精製水 45
◯ハッカ油 5〜10滴
となっていて アルコール濃度は10%でいいみたいです。
またハッカ油のメイン成分メントールは30%以上とJISで決められており、
残りは薄荷に含まれる成分で溶剤などは特にいれられてないようです。
なので5〜10滴 ハッカ油の比重が0.9くらいなのでそこはあまりにせずに
5〜10gハッカ油/10%エタノール水溶液50mlを目標に、エタノール水溶液で抽出にトライです。
葉っぱや茎を乾燥させて、よく砕いて、コロナ対応で最近よく売られている70〜80%の
エタノールに漬ける。そして葉っぱや茎をコーヒーフィルターなどで除去するか、
はじめからお茶などを入れる小さな袋に砕いた葉や茎をいれておくのもいいかなと。
まずはやってみて不純物というか、どんなものがエタノール側に出てくるのかみようかなと
思っていたら冬を迎えました。残念!
来年までに
降りれそうもない川岸のハッカをどうやって収穫するか
どの成長のタイミングが一番メントールが多いのか
栽培は簡単か
などを調べておこうと思います。