今日のお題はこの2つのオドリコソウです。
ポイント1の紫色ですが、上は茎、下は葉や花にも紫色があります。
いずれも昨年はじめていった北岳で登る時と降りる時に違う場所で写したものです。
北岳の花の本持っていくので安心して北岳固有種について深く勉強していかなかったのが問題で、降りたあとになってキタダケオドリコソウという種があるのを知りました。環境省の準絶滅危惧種で山梨県では指定されていませんが南アルプスで接している静岡県では絶対危惧II類です。ただ2004年調査時も
わりと新しく見つかったものらしく私の持っている古い図鑑には掲載されていません。また山梨県の絶滅危惧種にも選ばれていないのでネットで情報を探したところ以下のような特徴が書かれていました。
1、植物体全体に紫色を帯びる部分がない。葉腋や萼が紫色を帯びない。
2、花が長さ3〜4cmとやや大きく、淡黄色
3、花期が7〜8月と遅い
by HP 「野の花賛花」一部他のサイト情報を追記。
ここの写真が改訂版「日本の野生植物」に掲載されたと書かれていました。
環境省の準絶滅危惧種で山梨県では指定されていませんが南アルプスで接している静岡県では絶対危惧II類です。ただ2004年調査時も今回の調査(2020年版)でも生息を確認できなかったと書かれていました。
この資料の235ページに掲載されていますが、山梨と静岡の標高1400〜2300mに生息し、花色は白色または淡紫紅色と書かれています。花の色の見解がネット情報とは異なってます。
さてお題の写真です。比較のために近くの里山の麓でたくさん咲いているオドリコソウの写真を載せます。標高500mくらいの場所で咲くのは3月末〜4月です。
ポイント1の紫色ですが、上は茎、下は葉や花にも紫色があります。
お題の写真の二つ目もやはり同じような紫色がわかります。
咲いていたのは7月で花色も淡黄色で標高は詳細にはわかりませんが広河原で1500mなのでそれより高いところで写しているので問題はないとおもいますが違うのかなと考えています。
もうひとつの最初の写真は二つ目よりもさらに高い場所で撮影したもので同じ7月です。写真を拡大しても葉などに紫色が見られないのでもしかしたらそうかなと考えてます。ただ写真がこの一枚しかなく葉腋の部分がはっきり見えないので今年しっかりと見てきて判定したいと思います。
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