どちらもこの時期によく見かける可愛い花です。
違いはと問われると葉っぱの形状が違うかも!と答えるくらいで
だったらヤマエンゴサクは葉っぱが劇的に違うのになぜといわれると、、、絶句してしまいます。
どうやって見分けてるのって問われると、
富士山まわりで見られるものはコイワザクラで、秩父や八ヶ岳そして南アルプスで見られるものは
クモイコザクラとみなしてますとしかいえなくって、、、
クモイコザクラ は山梨県の準絶滅危惧種ですが、コイワザクラはなにもありません。
レッドデータブックの生息メッシュを見ると三つ峠など御坂山系も含まれているのでもしかしたら
区別されてないのかもしれません。
また昔の山梨県の植物誌でもクモイコザクラ のみが記載され、三つ峠にあるものも含まれている。
このクモイコザクラ は山梨県希少動植物種の保護に関する条例で準絶滅危惧種にもかかわらず、
「特定希少野生動植物種」に指定されています。またそれに基づいて県の生息調査も毎年実施されています。
個人的にはそこまでの希少種ではないかと。
2つの違いを見つけようとして ネットでこんな文献を見つけました。
横浜国大のサクラソウを研究されている倉田研究室の論文です。
これによると
コイワザクラが母種でクモイコザクラ が変種になるとのことです。
そこでコイワザクラ仲間のDNAを調べられたようです。
これを読んでわかった新しい事実は、
◯DNAで見てもコイワザクラとクモイコザクラは別の品種
でも形状などの差異は触れられてません。
◯これら以外にイワザクラ系のシナノコザクラが山梨に生息している
ということだった。
じゃシナノコザクラが山梨にあるんだなぁと。
違いを調べて過去の写真見直して見ます。
とこの図の文献も見て見なくっちゃ!
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