スミレもそろそろひと段落。
スミレのこともあって近くの山の下のほうをウロウロしていたらカタバミの花に出会いました。
ひとつは前から花を見たかったオオヤマカタバミです。
山梨県絶滅危惧二類ですが環境省でも二類。全国的に希少な花のようです。
このカタバミは葉っぱに特徴があるのでわかりやすいです。身近で咲いているところが低い標高でしかも林道が開通する前に咲くのでなかなか会えませんでした。
今回は二ヶ所で咲きかけの花に会えてラッキーでした。
もう少し標高の高い場所も知っているので来週くらいに見にいってみようかと思ってます。
さて今日の本題はこちらです。違う山で撮ったものです。
素人の考察なのでよくご存知の方はスルーしてください。
ミヤマカタバミかコミヤマカタバミか?
しかもミヤマカタバミにはカントウミヤマカタバミもあります。
手元の「山に咲く花 旧版」を読むと図鑑特有の差別ポイントがわかりにくい表記でした。
→ 以降は私の感想です。
ミヤマ 葉柄、葉の裏、花茎に密に毛。花は白色。根茎が太い。
カントウ ほとんどミヤマ。葉裏の毛が少ない → こんな定性的な表現では区別しにくいです。
→ 本の写真は高尾山のもの、よく見ている中央部がかなりへこんでスリムに葉。これは見分け方になるの?
コミヤマ 葉裏、ときに表にも毛がある。 → 葉柄や花茎は?
葉の角が丸い
花は白色、ときに脈が淡紅色を帯びる
写真の説明に 「花の基部に黄色の斑が入る」の記載あり
このコミヤマの花の特徴がわかりやすいのでこれで見分けられると思ってしまうのですが、
ミヤマの写真の説明に、
花弁は白色、ときに紫色のすじがある → 脈とは違う?? 紫と薄い紅色の違い?
写真を見ると基部が少し黄色く見えるんです。
結構 微妙ですね。まあどこにも「コ」とつけた感じないですね。
カントウは昨日富士山まわりで見かけました。区別しやすい葉の形でした。
残り2つ差別ポイントが明確に表記されている「日本の野生植物」旧版 を見てみました。
◯根茎の太さ これは採取しないと無理ですね。
◯基部が古い葉柄密集していればミヤマ、そうでないならコ。
◯小葉の角 円形がコ、鈍端ならミヤマ。ミッキーマウスだとコですね。
またそれぞれの説明を読むと毛に違いがあるようで、
葉柄、花茎、葉の裏面に密に軟毛ありがミヤマ、
コは葉柄は細毛がないかまばらで葉は表や裏に軟毛が散出 とありました。
花の大きさが違うとも。→ これは区別が難しい。
毛の違いはわかりやすそうですね。特に葉柄は。
苞葉の位置は花茎の真ん中より少し上で違いなし。
カントウではないですが葉の形だけでいけば
上がコミヤマで下がミヤマに見えます。また葉柄の毛もそんな感じです。
もう花は無くなりましたが葉は繁っているので両方とも訪れて確認しようと思います。
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