「はじまりは日本舞踊」 

 美作流との出会いが人生をかえました。世界はあざやかに輝き、心は自由に、踊っている時間は本当の自分に戻れる気がします。

ついにはさそりのように、われとわが身に!

2015年04月16日 | 読書の記録
ニーチェさん著の日本語訳「ツァラトゥストラはこう言った」より、今日お気に入りの一節。

「かつてあなたは、あなたを苦しめるさまざまの情熱を持ち、それを悪と呼んだ。しかしいまはそれが全て徳なのだ。苦しめる情熱から生まれたものだ。
あなたはあなたの最高の目的を、これらの苦しめる情熱にふかく植えつけた。そこでかれらは徳とかわり、よろこびの情熱となった。
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負けじ魂の炎に身を包まれた者は、ついにはさそりのように、われとわが身に毒の針をさす。ああ、わが兄弟よ、あなたはまだ徳が自分自身を咎め、自分自身を刺すのを見たことがないのか?
人間は克服されなくてはならない或る者である。だからあなたはあなたの徳たちに愛されなければならない。ーなぜなら、あなたは徳たちによってほろびるであろうから。ー
ツァラトゥストラはこう言った。」