「はじまりは日本舞踊」 

 美作流との出会いが人生をかえました。世界はあざやかに輝き、心は自由に、踊っている時間は本当の自分に戻れる気がします。

最近見ない本物(T ^ T) 生涯一緒に

2022年11月10日 | 日本舞踊
 ようやく通常の稽古が再開でき、小さなお仲間も増えました。
子どもたちは学校と部活で忙しく、なかなか以前のようには集まれないけれど、
気持ちも新たに動き出しました。

 六角堂近くの山武扇舗さんにて、お扇子の相談を。
うちの流儀のイメージをお伝えしたく、大事な大事な名取扇を見ていただきました。
桐箱入りをそのままに、これは良いですね、とおっしゃって下さいました。
最近あまり見ないです、と。
誇りに思うとともに、妥協せず本物を選んでくださった初代の先生の力を思い知る毎日です。
職人さんがいなくなり、名取の正絹お手拭いがもう作れないと言われた時も、
高価なものだけれど妥協したくないのよ、と先生は言われ、
大阪の新しいお店にたどり着いてお願いしたことも良い勉強でした。
本物を見極める目は、曇らせてはいけませんね。

 コロナ禍で浅草にも行かれなくなったここ3年ばかり、お扇子はこちらのお店にお世話になっています。
若主人さんがどんな要望にも応えてくださり、お店の公式LINEで画像もやり取りできるので、今風(笑)
スピーディで今時、そしてありがたい。ずっと繋いでいってくれたらと思うばかりです。

楽しみは、こうして自分で引き寄せるのだ。
サンプルを待つ日々が嬉しい。