その日、たまたま有休を取っていたが、
早朝未明に母に大きい声で起こされ(狭いから…)、
めまいが酷くて変だ、救急車を呼んで、と訴えられた。
夜間時間帯だとどの病院に担ぎ込まれるかわからないし、
話はできていたから数時間様子を見(長かった…)、
診察が始まる時間を待って119番し、
診察券を持っていた近くの総合病院を希望して、
受け入れてもらった。
私は救急の処置室に入れず、中待合でしばらく待ち、
母のベッド脇に呼ばれると、点滴をされていた。
母はその間、血液検査とCT検査を受けていて、
救急医師の説明によると、
腹部に粉瘤があり、腹水が溜まり、脱水症状を起こし、
血管に残る血液が少なく、頭に行く血流が足りず、
ふらつきを起こしているとのこと。
点滴で水分補給を続けながら、
午後、病院内の産婦人科に回され、
内診エコー(後で母に聞いたら、3人掛かり)を受け、
医師から、
「卵巣がんの疑いが強い。
うちはお産と良性疾患だけで、がんはやらないから、
がんセンターで診て貰うように、紹介状を書く。
腹水も溜まっていて脱水しており、酷くなる一方だから、
精査し確定してもらい、どんな治療をどこまでするか、
すぐにがんセンターに電話をして、
今週中、明日しかないが、か、来週頭に診て貰うように」
と言われた。
その病院の婦人科はがんを扱っていない為、
疑いで診断は付いていないという体裁を取りながら、
進行した卵巣がんであることは、明らかだった。
母も私もショックで、目の前が真っ暗になった。
救急に戻され、点滴が終わると、
入院させてもらうことなく、自力で帰らされた。
近場のタクシー帰りだが、大変だった😭
やっと帰宅すると夕方に近く、へとへとだった。
(つづく)