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三菱電機の労働時間 ― 主な電機大企業で最長

2017-01-13 | 人権・生存権・労働者の権利を守ろう

長時間労働の是正を

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  三菱電機が、残業時間について取り決めた三六(さぶろく)協定を超える違法な長時間残業を男性労働者にさせていた問題で、11日、藤沢労働基準監督署は同社と男性の上司を横浜地検に書類送検しました。労働者に残業時間の過少申告を強制していた疑いです。

 金属労協(JCM)の調査によると、三菱電機の労働時間は、主要な電機大企業のなかでも最長です。男性の過労事件が起こった2014年の残業時間の平均は年間414時間、総実労働2162・4時間でした。15年は、年間残業405時間、総実労働時間2159・6時間となっています。過少申告によるサービス残業が広がっていたとすれば、実際は、これ以上の長時間労働が行われている可能性があります。

 電機産業では、東芝深谷工場でも、2001年、重光由美さんが長時間過重労働によってうつ病を発症して休職し、04年に休職期間満了を理由に解雇される事件がありました。14年3月の最高裁判決で東芝が断罪されています。重光さんもまた、残業時間の過少申告があったと訴えていました。

 三菱電機、東芝をはじめ電機産業全体でサービス残業の一掃、長時間労働の是正が必要になっています。


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