米軍ヘリパッド(着陸帯)建設が狙われる沖縄県東村高江で19日、建設反対の座り込みを強制排除しようとする沖縄防衛局の暴挙を許さないと、米軍北部訓練場「N1ゲート」前で緊急集会が開かれました。座り込みを続ける「ヘリパッドいらない住民の会」が開催したもので、これまでの2倍以上の520人が集まりました。
(写真)ヘリパッド建設強行を絶対に止めよう
と拳を突き上げる集会参 加者=19日、沖縄
県東村高江の米軍北部訓練場N1ゲート前
生物多様性豊かな「やんばる(沖縄本島北部)の森」と住民の生活環境を破壊する着陸帯建設は昨年、N4ゲート付近の2カ所が完成。防衛局は新たにN1ゲートの建設を昨年7月にも強行する構えを見せていましたが、着手できていません。そのため工事車両の出入り口、N1ゲート周辺の県道70号沿い路側帯に鉄柵を設けて米軍専用区域とし、座り込みテントや車両の排除を狙っています。
日本共産党の伊佐真次村議は「防衛局は計画を隠したまま強行しようとしているが、このように多くの人が集まれば必ず工事は止められる。ぜひ力を貸してほしい」と呼びかけました。
週の大半を座り込みにさいている沖縄県統一連の糸数清さんは「高江に来るといつも自然の豊かさを感じる。基地を造らせないためこれからも頑張る」と訴えました。
那覇市から駆け付けた女性(64)は「負けてしまいそうだったけれど、昨年の『オール沖縄』の勝利で、たくさんの力が今あふれていると実感する。スクラムを組んでたたかい続けたい」と話していました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が激励メッセージを寄せました。