安倍自公政権の暴走政治への審判と東京都政の転換が大争点となった都議会議員選挙(定数127)が2日、投・開票され、日本共産党は現有17議席を上回る19議席を獲得し、勝利しました。史上初めて町田市(定数4)で議席を獲得。定数2の北多摩4区、定数3の目黒区と北多摩3区で、1997年以来の議席獲得を実現しました。現職区でも、定数3の豊島区、北区で大激戦を制しました。
自民党は、前回獲得した59議席を大幅に減らし23議席、過去最低の38議席(2009年)を下回る歴史的惨敗となりました。日本共産党の小池晃書記局長は同日、党本部で記者会見し、「安倍自公政権の憲法破壊と国政の私物化が問われるなかでの選挙で、過去最低の議席になるということは、当然、今後の国政に重大な影響を与えることになる。この間、野党が要求しているように、この結果を受け、臨時国会をただちに開会するべきだ」と強調しました。
日本共産党は、新宿区(定数4)で大山とも子氏が7回目の当選、八王子市(同5)の清水ひで子氏が6選、江戸川区(同5)の河野ゆりえ氏が4選、江東区(同4)の、あぜ上三和子氏が3選、北区(同3)の、そねはじめ氏が定数1減のなか都議会自民党幹事長との大激戦を制して6選を、それぞれ果たしました。
世田谷区(同8)では里吉ゆみ氏、北多摩1区(同3)の尾崎あや子氏、葛飾区(同4)の和泉なおみ氏、板橋区(同5)の、とくとめ道信氏、豊島区(同3)の米倉春奈氏、品川区(同4)の白石たみお氏が、それぞれ再選を決めました。
町田市(同4)では池川友一氏が初当選し、初の党議席をかちとりました。
目黒区(同3)の星見てい子氏、北多摩3区(同3)の、いび匡利氏、北多摩4区(同2)の原のり子氏が、それぞれ初当選しました。
新旧交代の選挙区では、杉並区(同6)の原田あきら氏、練馬区(同6)の、とや英津子氏、足立区(同6)の斉藤まりこ氏、大田区(同8)の藤田りょうこ氏が、それぞれ初当選を決めました。文京、中野両区はおよびませんでした。
小池百合子都知事が代表の「都民ファーストの会」が議席を増やし、第1党となりました。
自民党の下村博文幹事長代行(都連会長)はNHKの中継番組で、「予想していなかった厳しさだ。都民が厳しい審判を下した」と述べました。