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政権退陣求め10万人 ― 英緊縮「我慢できない」 ロンドンで集会 貧富の格差拡大批判

2017-07-03 | 国際ニュース・世界情勢

 「もう一日も我慢できない」をスローガンに、英国の首都ロンドンの国会前で1日、メイ政権の緊縮政策に反対し、退陣を求める大規模集会が開かれました。主催した緊縮反対の連合組織「ピープルズ・アセンブリー」は10万人が参加したと発表しました。


 各地から駆けつけた参加者は「保守党退陣」、「緊縮は人殺し」などのプラカードを掲げ、シュプレヒコールを叫びながら市内を行進。国会前広場の集会では、緊縮政策で予算削減などの攻撃を受けてきた教師や公務員の労働組合や、国民保健サービス(NHS)の改悪に反対してきた医師、人種差別に反対する活動家などが次々に発言しました。

 最後に演説に立った野党・労働党のコービン党首は、保守党政権の下で、最低生活賃金以下の人が600万人、貧困家庭の子どもが400万人になったなど、数字を挙げて公共サービス削減、貧富の格差の拡大を批判しました。

 先の総選挙を通じて、これまでとは違う政治のあり方があるという国民的議論を巻き起こした結果、「緊縮政策やそれを支える経済路線は後退しつつある」と述べ、大きな歓声を浴びました。

 


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