前文に、つづけて四つも「平和」が出てくる―。1946年11月3日に新憲法が公布された当時、16歳だった半藤一利さんは大きな衝撃をうけました▼東京大空襲で火と煙に追われて川に落ちる。疎開先では米機の機銃掃射や空襲に遭う。九死に一生を得て戦後の焦土に立った少年にとって、憲法の一つ一つの言葉がほんとうにしみじみと身に染み込みました(『私にとっての憲法』)▼二度と戦争はしないと決意した9条は、当時の日本人の心からの思いであり、願いだったという半藤さん。作家となったいま、改憲が声高に叫ばれる「この国の底知れない軽薄さ」に慄然(りつぜん)としながらも、死ぬまでその主張にはくみしないといいます▼71年前と同じ秋晴れのきのう、安倍政権の9条改憲を許すなの声が全国に響きました。澄み渡る青空のもと、木々の彩りのように多様な市民と野党が結集し、国会を取り囲む。国会内では多数でも外では少数、憲法は私たちのものだと▼立憲民主党の枝野代表は、立憲主義を取り戻す先頭に立つ決意を。共産党の志位委員長は「憲法を守らない首相に憲法を変える資格はない」。わき起こる拍手と歓声は先の選挙でも力を発揮した市民と野党の絆を示しました▼韓国朴槿恵(パク クネ)政権を倒す市民革命に携わった金泳鎬(キム ヨンホ)さんは、9条は日本だけでなくアジアの宝だと強調していました。「9条を広げる以外に人類が存続する道はない」と半藤さん。過去の反省からつづく日本の今後と、人類の未来がかかったたたかいです。
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