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対北朝鮮「平和解決を」 独首相と中国国家主席合意 対話・交渉の軌道推進

2017-09-09 | 歴史の流れは平和外交

【ベルリン=伊藤寿庸、北京=小林拓也】ドイツのメルケル首相は7日、中国の習近平国家主席と電話会談し、新たな核実験を行った北朝鮮に対して制裁を強化する必要があるとしながらも、「緊張状態の平和解決を達成するために対話を追求しなければならない」と述べました。独連邦政府のザイバート報道官が明らかにしました。


電話で会談

 中国外務省によると、習近平国家主席はメルケル首相との電話会談で「朝鮮半島問題は、最終的には対話と協議を含む平和的な方法を通じてのみ解決できる。国際社会の共同の努力が必要だ」と訴えました。また、習主席は「中国は朝鮮半島非核化の目標を堅持し、北東アジアの平和と安定を断固として維持する」と強調しました。これに対し、メルケル首相は政治的手段による平和解決を支持し、「関係国が対話・交渉の軌道に戻るよう推進することに賛同する」と述べました。

 メルケル氏は北朝鮮の核実験以来、問題の平和的、外交的解決の必要性について、議会や各国首脳との会談で繰り返し言及しています。6日の連邦議会での演説では、北朝鮮の核実験について「あらゆる国際的条件に対するあからさまな違反」だと非難するとともに、「平和的、外交的解決」しかないと強調しました。

 

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