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南シナ海問題「適切に」 中越首脳会談 共同開発は促進

2017-11-13 | 歴史の流れは平和外交

    11/13(月) 8:43配信 (朝日新聞DIGITAL)

 中国の習近平(シーチンピン)国家主席が12日、ベトナムを公式訪問し、ベトナム最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長と会談した。中国外務省によると、両国が領有権をめぐって対立する南シナ海問題について、両氏は「適切に処理する」として、共同開発などの協力を促進することで合意した。

 南シナ海では、両国が領有権を主張する南沙(スプラトリー)諸島で中国が人工島を造成して軍事拠点化を進めている。昨年7月にはオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が中国の南シナ海での権利主張を否定する判決を出した。中国はこれを「受け入れない」と表明している。

 ベトナム側によると、グエン書記長は会談で、「事態を複雑化させないために、各国の行動の抑制を求める」と述べた。中国の動きを念頭に、自制を促したとみられる。

 習氏はこの日午前、アジア太平洋経済協力会議(APEC)が行われたベトナム中部のダナンからハノイに到着。習氏は10月の中国共産党大会を経て2期目の総書記に選出された後、初めての外国公式訪問となる。チャン・ダイ・クアン国家主席らとも会談した後、14日にラオスを公式訪問する。


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