米紙ニューヨーク・タイムズは6日付(電子版)の記事で、米国が国連安保理に提案している対北朝鮮制裁決議案に、船舶を強制的に停止させ検査する臨検が含まれているとして、「海上での戦闘の条件をつくりかねない」と危険性を警告しました。
記事によると、決議案は安保理に「(相手の)同意なしの(強制)検査の対象船舶を指定する」権限を与え、全ての国連加盟国に「指定した船舶を公海上で検査する」権限を与えるとしています。
記事は、「もし北朝鮮の船が停止しなかったり、(臨検のための)船への乗り込みに抵抗した場合、交戦をもたらすかもしれない」との軍高官のコメントも紹介。こうした臨検活動を含む決議案が承認された場合、1962年のキューバ危機以来の「公海上でのもっとも緊迫した対立の舞台を整えることになるだろう」と述べています。