全日本年金者組合が10万人規模を目標にとりくんでいる行政不服審査請求の請求人が、22日夕までに8万4000人にのぼったことがわかりました。同組合は、昨年10月からの年金削減は許せないと今月末、全国いっせいに行政不服審査請求をおこないます。
不服審査請求は、一人ひとりへの働きかけが必要な時間のかかるとりくみです。しかし、「訴えればわかってくれる」「今までとは質が違うとてもやりがいのある楽しい活動だ」と組合員に確信が広がり、請求人はこの1週間で約2万人も増えました。
不服審査請求を呼びかける宣伝の報道を見た年金受給者から「今まで保守政党を支持してきたけれど、保険料も物価も上がるのに年金だけ下げるなんて我慢ならない」(茨城)など、年金者組合への問い合わせの電話も相次いでいます。
森口藤子副委員長は「まさに命をかけたたたかいとなっています。命綱である年金引き下げは不当だとの怒りをぶつけるために、何がなんでも10万人をやりとげたい」と話しています。
問い合わせ先=全日本年金者組合 電話 03(5978)2751