原水爆禁止世界大会・長崎 開会総会
原水爆禁止2013年世界大会・長崎の開会総会が7日、長崎市で開かれました。海外と全国から6500人が参加しました。原水爆禁止国民平和大行進の通し行進者らが登壇。フィリピンから参加したマラヤ・ファブロスさんは、日本語で「私の願いは被爆者が生きている間に核兵器をなくすことです」と話して、「核兵器禁止条約の交渉いつ始めるの」とコールをリード。会場全体に「今でしょ!」の声が響きました。
冒頭、長崎の被爆者で7月6日に亡くなった山口仙二さんをしのび全員で黙とうしました。山口さんは世界大会議長団も経験しています。
主催者報告した大会議長団の安斎育郎・立命館大学名誉教授は、「原爆犠牲者や被爆者と力をあわせて、非人道の極致である核兵器をなくそう。核兵器廃絶を求める一大潮流をつくり、揺るぎない国際世論を構築しよう」と呼びかけました。
田上富久長崎市長、日本原水爆被害者団体協議会の谷口稜曄(すみてる)代表委員があいさつしました。
アンゲラ・ケイン国連軍縮問題担当上級代表の演説が代読されたあと、全国の参加者が草の根で集めた新アピール署名約303万人分のパネルを掲げて登壇。原水爆禁止日本協議会の高草木博代表理事が、「署名を国連に山のように積みあげたい」と力を込めると、拍手が起こりました。
静岡県の三上元湖西市長と岐阜県の堀孝正瑞穂市長、ノルウェー政府の代表が発言しました。
海外代表4人が発言。韓国・参与連帯平和軍縮センター執行委員のソ・ボヒョクさんは、北朝鮮が核開発を進めるもとで「今こそ朝鮮半島に平和の体制実現を」と訴えました。