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都議会 浜渦氏らを偽証告発 ― 豊洲百条委で虚偽陳述

2017-07-21 | 地方政治

 東京都議会は20日、築地市場の豊洲新市場(江東区)への移転問題に関する調査特別委員会(百条委員会)で、元副知事の浜渦武生、元政策報道室理事の赤星経昭両氏が虚偽の陳述をしたとして東京地検検事正に告発状を提出しました。

 浜渦氏らの偽証告発は、6月7日の都議会本会議で日本共産党、公明党、東京改革(現・民進党)、都民ファースト、生活者ネットの賛成多数で議決していました。

 浜渦氏は3月19日の百条委員会の証人尋問で、都と東京ガス側が2001年7月6日に結んだ市場移転についての「基本合意」以降、「一切相談にあずかっていない」「報告(を)受けておりません」と陳述しました。

 これに対して共産党都議団は、(1)03年2月10日の「浜渦副知事ブリーフィング状況」の文書には市場長の説明を受けて、浜渦氏が「わかりました」と発言した(2)同年5月22日に都3局の部長が浜渦氏宛てに東京ガスとの交渉方針についての「お手紙」を出した―二つの記録を指摘し、偽証は明白だと主張。都議会もこの記録をもとに偽証認定しました。

 百条委の報告書は、土壌汚染された東京ガス豊洲工場跡地への移転を決めた石原慎太郎元知事の責任は重いと指摘。浜渦氏は石原氏の指示を受けて東京ガス側と用地取得交渉にあたっていました。

東京地検は厳正捜査を

 日本共産党の吉田信夫都議(元百条委員会理事)の話

 浜渦氏の虚偽陳述は、豊洲新市場の用地取得を最優先し、東京ガスに譲歩を重ねた責任を免れようとする悪質なものです。東京地検が、告発状をもとに厳正な捜査と判断を下すことを期待します。


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