横浜市長選(30日投票)で、日本共産党が自主的に支援している元民進党市議の伊藤ひろたか候補(39)=無新=は20日、同市青葉区の、たまプラーザ駅北口で、中学校給食実現などをテーマに街頭対話集会を開きました。小さな子どもを抱いた母親ら約30人の市民が参加しました。
伊藤候補は「中学校給食という当たり前のことをやってこなかったことが問題。働く女性のためにも実現は待ったなしだ」と強調。「給食がないために横浜が住みにくい街になりつつある。この選挙で(市政を変えて)実現することが重要だ」と訴えました。
市民からは次々に質問の手が挙がり、伊藤候補はすべての質問に真剣に耳を傾け、丁寧に答えました。
給食を実施する際の方式については「(小学校の調理室でつくった給食を中学校に配送する)“親子方式”がいいのかなと思っているが、財源を含めてしっかり検討したい」と答えました。
小学生を持つ複数の母親から、小学校の統廃合や学校での事故をめぐり、「教育委員会が声を聞いてくれない」との訴えもありました。
伊藤候補は「問題が起きた時に市長が矢面に立ってこそ、現場の教職員も包み隠さず事実を明らかにできる。市長が先頭に立って、教育現場と市民との信頼関係を醸成したい」と述べました。
市議時代から対話形式の街頭演説を行ってきた伊藤候補は「市長になってもこういうことをやりたい」と宣言。市民からは大きな拍手が起こりました。