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南スーダン 続く戦闘 安保理が非難 ―  報道声明 民間人攻撃「制裁の対象」

2017-02-14 | 国際ニュース・世界情勢

 国連安全保障理事会は11日未明、報道機関向け声明を発表し、南スーダン全土、ことにエクアトリア、上ナイル両州で続く戦闘を強く非難しました。すべての当事者に対し、速やかに敵対行為を中止するよう求めました。

 声明は、民間人に対する攻撃を「最も強い言葉」で非難し、民間人の殺害や性的暴力、住宅の破壊、民族間の暴力、家畜や財産の略奪が報告されていることに、深刻な懸念を改めて表明しました。

 南スーダン政府に対し、一連の攻撃犯の責任を追及する手だてをとるよう求め、今年に入り8万4000人以上が同国を逃れ、さらに多数が国内で避難民となっていることを警告しました。

 また同国政府が国連南スーダン派遣団(UNMISS)の活動を阻害していると指摘。民間人保護や人道支援物資配給の条件づくりといった任務を果たせないと懸念を表明しました。同国政府に対し、2016年9月の共同宣言にもとづき、UNMISSの自由な移動を認めるよう求めました。

 さらに民間人への攻撃は戦争犯罪であり、関与した者は安保理決議2206にもとづき、制裁の対象になると警告しました。


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