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辺野古サンゴ 破壊確認 - 沖縄新基地建設 県が潜水調査開始

2015-03-01 | 安保・沖縄を問う!アメリカの占領下か!

岩礁破砕許可取り消しも ― 26日

沖縄県は26日、国が名護市辺野古の新基地建設に向けて辺野古沿岸部の大浦湾に投入した巨大コンクリートブロックによって、貴重なサンゴ礁などが破壊されている現状を確認するため潜水調査に着手しました。1カ所でサンゴがブロックに押しつぶされ砕けている状態を確認しました。


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(写真)潜水を終えて海面から調査船に上がろうとするダイバーら県の調査団=26日、沖縄県名護市・大浦湾

 潜水調査は、あらゆる手法を駆使して新基地建設の阻止を掲げる翁長雄志(おながたけし)県知事が沖縄防衛局に海底面の現状変更をしないよう命じた指示にもとづくもの。翁長知事は、岩礁破砕許可区域の外でサンゴ破損が見つかった民間調査や報道による事前情報を踏まえ、防衛局のブロック投入は県の規則を逸脱しているとして「(許可取り消しの)可能性は大きい」とのべており、安倍政権は基地建設に向けた工事の停止を迫られる可能性があります。

 同日午前9時半ごろ、名護市の汀間(ていま)漁港を出発した県の調査団は、工事区域への立ち入りを規制するため設けられた臨時制限区域の外で、ダイバーによる潜水調査などを午後1時すぎまで実施。調査船の帰港後、同行した県水産課の新里勝也課長は記者団への報告で「コンクリート構造物の沈んだ8カ所で、海中に潜って写真を撮影し、それぞれGPS(所在位置を測る機能)で潜水位置も確認した。ダイバーからは、1カ所で構造物の下にサンゴが割れている報道写真(25日付で赤旗や県内2紙が掲載)と同じと思われる状態を確認したと聞いている」とのべました。

 一方、同日早朝には、防衛局の大型クレーン船1隻が新たに大浦湾へ到着。ボーリング調査再開や新基地建設のための事実上の埋め立て工事とされる仮設桟橋設置へ向けた資材搬入に使用するものとみられます。

壊されたサンゴ消えた 沖縄・新基地作業の海底で確認 ― 24日

沖縄県名護市の大浦湾で24日、政府・沖縄防衛局が投下したコンクリートブロックによってつぶされたサンゴの一部がなくなっていることがわかりました。沖縄県の翁長雄志知事は同日、26日に潜水調査を始めることを明らかにしました。


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(写真)コンクリートブロックにつぶされたサンゴ=24日、沖縄県名護市の大浦湾(写真はいずれも赤旗記者)

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(写真)波風の変化で周囲を動く鉄の鎖による破壊も懸念される

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(写真)コンクリートブロックから海面上の浮標灯にのびる鉄の鎖は金属音を出して動く

 ヘリ基地反対協議会ダイビングチームレインボーが同日の海中調査で発見して記者会見で発表しました。同行した赤旗記者も確認し、撮影しました。

 コンクリートブロックは新基地建設にともなう海上作業で設置。浮具やオイルフェンス、浮標灯などを海底で固定しています。調査したブロックは、浮具よりも100メートル以上外側の浮標灯を固定するためのものです。この地点は21日、22日に続いて、今回の調査が3回目。レインボーは県による本格的な調査が迫っているのを受けて連日海中調査を続けています。

 レインボー代表の牧志治さん(64)は「2トンのコンクリートブロックに挟まれたサンゴは自然の力でなくなるものではない。各社の報道を受けて、つぶされたサンゴを見られると都合の悪い人たちによる行為ではないか」と指摘。「沖縄県から調査の協力を求められれば応じる用意がある」と話します。「臨時制限区域」内では「潜水作業中」と書かれた旗を掲げる船も確認されています。

 翁長雄志県知事は16日、県が出した許可区域外での新たなブロック投下などの停止を防衛局へ指示。ブロックによって、つぶされたサンゴなどの実態を県として調査・確認した上で、前県政時代に出していた海底面を改変する岩礁破砕行為に必要な許可そのものの取り消しも視野に入れ、サンゴ破壊に歯止めをかける意向を明らかにしています。

 また翁長知事は、サンゴ破壊の現状を調査で正確に把握するためにも、すでに投下済みのブロックなどについては移動を含め、海底面の現状を変更しないよう併せて防衛局に指示していました。

 県は、大浦湾の潜水調査に向けて許可区域外でのブロックの投下位置などを明らかにした資料を23日までに提供するよう防衛局へ求めていましたが、24日に県へ届いた文書に資料はなく、防衛局は「追って提供する」などとのべていました。

 これを受けて翁長知事は24日夕、県庁内で記者団に対し、防衛局の不誠実な対応を批判。26日に潜水調査を始めると明らかにしました。


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