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将棋新人王戦 増田四段が先勝 攻め合いの熱戦を制す

2017-10-07 | 戦争のない平和な世界を
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(写真)終局後、検討する増田四段(左)と佐々木四段=6日、東京・将棋会館(撮影

将棋の増田康宏四段(19)と佐々木大地四段(22)の対決となった第48期新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負第1局は6日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、午後4時58分、増田四段が105手で熱戦を制し、シリーズ先勝としました。第2局は16日(月)に同所でおこなわれます。

 振り駒の結果、歩が3枚出て増田四段の先手。相居飛車で、ともに雁木(がんぎ)と呼ばれる現在プロ間で盛んに指されている駒組みとなりました。

 飛車先を切って後手は角交換後△8一飛と下段に引き、先手は▲2六飛として攻めを見ました。

 増田四段が▲3五歩(43手目)と仕掛け、折衝の結果、先手桂得となるものの歩切れになり形勢は不明。

 ▲8七角(57手目)△1四角の角の打ち合いから、後手が△8七飛成(60手目)と飛車を切って一気に激しい攻め合いの終盤戦に突入しました。

 先手は△8八歩(74手目)の桂取りに手を抜いて、豊富な持ち駒にものをいわせて攻めに転じ、最後は後手玉を詰みに追い込みました。

 勝った増田四段は「序盤早めに動いてうまくいった。第1局は重要な勝負と思っていた。第2局も気を引き締めていきたい」と語り、佐々木四段は「序盤からつまらない展開にしてしまった。第2局は先手番なので主導権を握れるように準備したい」と決意を語りました。

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