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きょうの潮流

2017-10-24 | コラム

選挙が始まった頃、作家の高村薫さんが週刊誌でこんなことを語っていました。「野党第1党が、たった一日で消滅するマンガみたいなこと、まともな国では起きませんよ」▼安倍首相の疑惑隠し冒頭解散、民進党の背信、偽りの対抗軸づくり―。まさにまともではないことが次々と突発するなか、大義や信義がこれほど声高に叫ばれた選挙はなかったでしょう▼自公の大勝といっても、躍進したのは市民と野党の共闘勢力でした。雨にぬれながら街頭で訴え、ビラを配り、昼夜を分かたず電話にしがみつく。共産党の議席が減ったのは本当に残念ですが、力をあわせ、心をかよわせて築いた絆は大きな財産になりました▼選挙後も安倍首相が続くことに「よいとは思わない」47%、「よいと思う」37%。選挙中に実施した新聞の世論調査です。ある出口調査では、安倍政権を信頼していないという人が半数以上も。批判票が割れ、民意を映さない小選挙区制に助けられての虚構。多くの議席をとってもぬぐえない不安が彼らの足元の危うさを示しています▼選挙中、なぜ新党が生まれては消えていくのかという問いに、志位さんがはっきりと答えていました。自民党に代わる理念や政策的な対抗軸がないままの合従連衡はもたないと▼県民ぐるみで自民政治と厳しく対峙(たいじ)する沖縄では「オール沖縄」が1区から3区まで勝利しました。日本の政治に新たな地平を切り開く共闘の力。どんな困難があっても、それをあきらめない市民と党があるかぎり。


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