日本共産党国会議員団の「森友・加計疑惑追及チーム」が8日、国会内で、総選挙後初会合を開き、両疑惑には未解明の点が多々残されているとして、今特別国会で追及していくことを確認しました。宮本岳志衆院議員、辰巳孝太郎参院議員の両責任者と、畑野君枝、宮本徹両衆院議員、田村智子、吉良よし子両参院議員が出席しました。
会合では、森友・加計疑惑の最新状況を確認。森友疑惑をめぐっては9月中旬、籠池泰典理事長と池田靖近畿財務局国有財産管理官(いずれも役職は当時)、工事業者が土地価格について口裏合わせをした際の録音だとされる音声データが報道されています。10月末には、国有地売却額の妥当性を調査していた会計検査院が“値引き額8億円のうち最大約6億円は過大と試算している”と報道されています。追及チームは、これらの新事実をふまえた追及が必要だとしました。
加計疑惑をめぐっては、文部科学省大学設置・学校法人審議会の専門委員会が10日にも、加計学園の獣医学部新設を認める答申を出す見通しです。答申を元に、林芳正文科相が最終的な認可の是非を判断します。追及チームは、疑惑の解明こそ先決だとの認識で一致しました。
両疑惑の関係者、安倍昭恵(安倍晋三首相の妻)、加計孝太郎両氏の証人喚問を求めていくことも確認しました。