「辺野古新基地建設反対の民意は、オール沖縄の勝利で改めて示された。違法工事は、断念せよ!」
25日、抗議船船長の一人、仲本興真さんのマイクが大浦湾(沖縄県名護市)に響きました。
沖合は波が高く、風も強い天候でしたが、早朝からの海上行動に150人あまりが結集。工事用仮設道路近くの海でカヌー75艇、抗議船7隻による抗議行動を行いました。
抗議船「平和丸」に乗船した京都の障がい者作業所で就労支援を行っている川口真由美さんは、ギターを演奏しながら「今こそ立ちあがろう」などを熱唱しました。
午後からは、辺野古の浜で連帯集会が300人の参加で開かれました。
ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は、「衆院4区で落としたのは痛いが、全体ではオール沖縄が多い。この成果は、みんながつくりだした。次は、名護市長選。絶対負けられない」とあいさつしました。
参加者から「安倍政権は、どれだけ声をあげても私たちの声を聞こうとしない。でも、あきらめなければ必ず勝つ」「大浦湾は命の泉。それを壊して命を奪う軍事施設をつくっていいのか」など、思いのたけが語られました。
横浜市から来た女性(50)は、「大浦湾は、サンゴの生存にとてもよい条件がそろう場所。今でもサンゴが森みたいに増えています。きょうは、カヌーに乗って反対しました」と語りました。
集会で、参院会派「沖縄の風」の糸数慶子、伊波洋一両参院議員があいさつしました。