国は2020年の東京オリンピックをめざして羽田空港の増便計画を立てています。
この計画が実施されれば南区の上空では天候によっては900Mという低空を多いときには1分40秒に1機という頻度で旅客機が飛ぶことになります。
騒音などの環境問題や落下物などの心配、さらには万が一の事故なども懸念されます。
こうしたことが少しずつ明らかになる中、南区の2つの住民団体が昨年12月24日文化センターで「羽田増便問題を考えるつどい」を開催しました。
参加者は南区だけではなく、緑区からもあり当初の予想をはるかに超えて100名以上で、イスも資料も足りなくなるサプライズでした。
集いの冒頭には、テレビ「噂の東京マガジン」のDVDが上映され、参加者は具体的な状況について認識を深めました。
その後、品川区で市民運動に取り組む団体の代表者、航空安全問題を研究している市民、
南区のマンション管理組合理事長が話題提供者として発言しました。
私も議会に提出された請願の審査や市の対応について報告しました。
会場からは、「経済優先で環境破壊や安全がおびやかされることはおかしい」「市民には情報もほとんど伝えられていない。空は一体誰のものなのか」「住環境の悪化で住宅などの資産価値も下がってしまう」などの意見が次々と出されました。
住民にとって軽視できない大事な問題です。 私も市民の皆さんと一緒に引き続き県や国交省への聞き取りや要請を行っていきます。
皆さまのご意見などもお聞かせください。