「ヒバクシャ国際署名」を推進する連絡会は9日、東京都内で会見し、署名の累計が296万3889人分と発表しました。15日から国連本部で核兵器禁止条約の交渉会議(第2会期)が始まるのを前にしたものです。
同連絡会の田中熙巳(てるみ)代表は、3月の交渉会議(第1会期)の際に、同会議の議長から、同署名を「たくさん持ってきてほしい」と要望されたのにこたえて、交渉会議(第2会期)で被爆者の和田征子(まさこ)さんが目録を手渡す予定だと紹介。
「被爆者の核兵器をなくしたいという思いと、まずは禁止することへの期待がこもった署名です。世界の団体にも呼び掛けたい」と同署名への期待を語りました。
この署名は、連絡会に加盟する39の団体と地域連絡会、個人によって世界から集められたもので、このうち日本の自治体首長658人が署名しており、岩手、栃木、埼玉、神奈川、長野、兵庫、広島、鳥取、香川、徳島、長崎の11県の知事も署名していると報告しました。