大分県の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場で来年2月に155ミリりゅう弾砲の実弾砲撃演習(「沖縄県道104号線越え移転訓練」)を計画する在沖縄米海兵隊の調査隊が18日、事前調査のため演習場に入りました。
(写真)ゲート前で米軍調査隊の演習場入りに
抗議する地元住民らと、ひろつぐ氏(右端)
=18日、大分県由布市
由布市の演習場ゲート前では、演習に反対する住民らが「マリーンズ・ゴーホーム」と抗議の声を上げました。日本共産党の、ひろつぐ忠彦衆院大分1区予定候補も参加しました。
九州防衛局によると現地入りした米軍調査隊は約20人。19日までに演習場内の地形の把握や砲門・車両を陸揚げする大分港、輸送ルートの確認などを行うとみられます。
「沖縄にも日出生台にも戦争ではなく平和を」などと英文字で書いたボードを掲げ抗議した住民グループ「ローカルネット大分・日出生台」の浦田龍次さん=由布市=は「前回は訓練中の米兵が街なかをジョギングするなど異常事態が起きた。訓練拡大に抗議し、しっかり監視していく」と話しました。
ひろつぐ氏は「オスプレイ墜落など米軍の無法を断じて許さず、基地撤去のたたかいを全国と連帯して進める」と決意を述べました。