原発メルトダウン 88時間の危機

NHKスペシャル見ました。
背筋が凍りましたね。

当時 津波で多くの人の命が奪われたことに対しての悲壮感だけでなく、フクイチの事故がどうなっているのか よくわからないことへの不安感で、一杯だったのを思い出しました。

あれから 5年。人間って忘れてしまうものですね。フクイチでなにが起きていたのかはあまり気にならなくなり、事故処理も難航しているとはいえ、特に問題なく処理されていると 自分の意識から あの事故が薄れていました。

しかし、これほど悲惨だったとは…

メルトダウンはすでに11日におきていた。
そして 2号機は格納容器が爆発寸前だった。
しかも、それを回避できたのは たまたま格納容器の密閉度が悪く圧力が僅かに抜けていたからではないか？(はっきりわからないらしい)という衝撃の事実。

2号機は爆発しても当然の状況で、そうなったら 東日本は大変な放射能汚染となっていた。

現場の科学者が 神に祈らなければならないような そんな危険な原発が必要なほど 電力が必要なのでしょうか…

メルトダウンを知らされなかった 私達日本人。
隠されていたことは ああ やっぱりね…という気持ちです。

自己判断で さっさと関東圏から脱出した人たちは 今となっては正しい判断だったのだなと感じます。

政府の発表することは この先 どこまで本当か？といつも危機感を持ってこれからも 見ていかなければ。

それでも、私は本当にちっぽけな 末端の小市民です。

私に何ができるのでしょうか…