埼玉県の道路陥没事故でインフラの老朽化、メンテナンスの人手不足が取り沙汰されている。
2017年11月の記事で 私はこれからどんどん不便になっていくと予測した。割と先読みしてるなと自画自賛。
プーチンは核兵器を使うと予測したけど、それは外れた。
本題。
社会インフラの崩壊は私の予測よりも早く、さらに深刻だと思う。
①社会インフラの崩壊はまず地方から始まる。
地震と豪雨で被害を受けた能登地方などは顕著な例。
災害の多い日本は地中に何かしらインフラを作れば破損する可能性は高い。 それを治すのは新規で作るよりコストがかかるのではないか。いっそのこと新規で作ればまだしもそれが可能かどうか。少なくとも舗装した道路を剥がさなくては。
人口が少ない地域に限りある税金を投入できない。
能登地方の方には申し訳ないが元に戻すことも元以上に復興する事もできないだろう。
昔は第一次産業が中心だった。土地や海があればそれで皆んな生計がたてられたかもしれない。ところが今は違う。
産業がなければ立ち行かない。輪島塗は必需品ではないので無理だろう。
本当はもっと米や漁業が儲かるとなれば話は違うかもしれない。ところが日本という国は食料にはあまり重きを置いていないようだ。
少子高齢化でますます第一次産業は衰退する。
解決策しては自然豊かなところだろうから、昔ながらの生活でのんびり暮らしたい人が移住する。生活もほぼ自給自足。 当然病院などない。医療も教育もあてにはできないけど、たくましくなるのでは?と 甘過ぎる考え。
②人口が過密している都市にも老朽化による破損が拡がる
家族が数年間東京に暮らしていたので、何度か過ごしたが 驚いたのは下水くさいところが多い。もしかしたら下水が破損しているのでは?
多分結構放置されている。その箇所があまりにもおおいので修理は追いつかないだろう。そして、一度しばらく使えないとならば影響は何十万人。
土のある田舎なら穴掘って埋めちゃう事もできるだろうが、都会のどこに土があるだろうか。
都会で上下水が使えなくなったら 田舎の数十倍深刻。死者も出るかも。
解決案
不幸な予測ばかりしててもなんだから、甘過ぎる解決案。
①人口の少ない集落は見捨てて税金を有効に使う。
昔 山の中の集落でそれなりに街道があった所は炭焼きを生業にしていた。
炭を作り、それを街道沿いに歩きで運ぶ。あるいは買い付けに来ていたか。
ところが炭を使わなくなって炭焼きの人々生活できなくなった。それで集落を捨てて廃村となったところは多い。
つまり 昔から人は生活できるところを求めて移動して暮らしてきたわけ。なので現代でも生業がなく生活できないところは捨てていくのが自然な事と思う。 余命いくばくもない老人ばかりの集落はインフラの老朽化とともに終わる運命。
でも昔はインフラなんてなくてもご先祖様は生きながらえてきた訳で、インフラなんて無くても大丈夫と思えるたくましい人もいるだろうし、案外そういう人たちは子供もたくさん産むかも。子供も労働力だから。
②人口減少の時代だから、捨てる所は捨てて 再構築する所は再構築
する。
民はコンパクトにまとまって暮らしてもらう。あっちこっちに散らばってると当然インフラ網は膨大になる。
農業は大事なので 農業ゾーンの場所を作り、そこで働いてもらうための家族を移住させる。そこには教育、医療福祉を充実させる。