「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

日本海海戦記念日  ~筥崎宮での神事編~

2016年06月12日 | 海上自衛隊



今年も行って参りました!日本海海戦記念日の洋上慰霊祭。


…と言いましても、昨年は午前中の体験航海だけでしたので、「今年も」と、言えるかどうか微妙なとこですが(笑)


そして今年は、初の、神社での奉祝式典から参加させて頂きました。


お誘いくださった方には、心から感謝ですありがとうございます






さて、筥崎宮に向かいますと、今年もやはり…



参道はこうでした


いや~、これだけの自衛艦旗…いや、ここは日本海海戦記念日なので、やはり軍艦旗と書きべきか…は、


そうそう見られませんよね本当に圧巻です


そして、境内に入ると、



そうです…神社の門に、Z旗と軍艦旗真ん中に国旗これだけで、じ~~~~~ん…とします。


ほんとに、神社で国旗はともかく、軍艦旗とZ旗が掲げられていることはかなり珍しいのではないでしょうか…。


東郷神社とかなら、やっぱり掲げられているのかな?


あ、もちろん、いつもなのではなくて、日本海海戦記念日の時だけです、はい。


その門の中に入ると、生け花が展示してありました。



真ん中のお花は、いつもお世話になっている「学ぶカフェ」の主催者山本さんの作品です。


数か月前に亡くなられた、元戦艦「霧島」の乗員だった帆足さんを想って、艦をイメージして生けられたのだそうです。


こういう忍び方って、すてきだなぁと思います。






席についてしばらくすると、巫女さんが二人入ってこられました。



初々しさが、なんとも巫女さんらしいお二人でした。


神様にお供え物をされる儀式が行われ、祝詞が奏上されます。


…で、その祝詞の中で


「東郷元帥」とか「帝国海軍」とか「ロシア海軍」とかそういうフレーズが入っているのに、軽く驚きました。


なんというか、あまり祝詞っぽくない言葉なので(笑)


でも、その慰霊の神事なので、当然と言えば当然なのですけどね…ちょっと不思議な感じがしました。


神事の中でちょっと感動したのが、雅楽が生演奏だったことです。


これも、なかなかないと思うんですよね…だいたいは録音したものですから…。


そして、先ほどの巫女さんが舞台に上がられ、舞を奉納されます。(この時はさすがに録音したもの)


「悠久の舞」


という名前の舞でした。


余談ですが、私、10代の頃に巫女さんだったことがあり、一つだけ「浦安の舞」というのを習っておりまして、


それは、かの太安万侶の子孫の女性が作られた舞で、お祝い事の時に舞うもので、その唯一知る舞と、どう違うかを、楽しみに拝見しました。





「浦安の舞」は、始めは、手に檜扇を持ち、後半は鈴に持ち替えたのですが、この「悠久の舞」は手に桜を、一貫して持っていました。


舞自体は、おそらく決まった型があって、その組み合わせを変えたものだとお見受けしました…ので、何種類か舞を覚える場合、


これ、ごっちゃになりそうだなと思いながら見ていました(笑)


ついでに、またまた余談ですが、この巫女さんが身にまとっている白い衣装は「ちはや(千早)」と言います。


…ん?ちはや?…ええ、そうです。


海上自衛隊にもありますね、潜水艦救難艦「ちはや」。


とはいえ、潜水艦救難母艦「ちよだ」は千代田城に、潜水艦救難艦「ちはや」は千早城に由来するので、別に関係はないんですけどもね…。









さて、舞も終わり、一通りの神事が終わりますと、次に(たしか)詩吟の愛好家(?)の方々が出てこられました。


詩吟の出だしの


「三笠ぁぁぁぁ~~~~~」「興国のぉぉ~興廃ぃぃぃ~…」とか「Z旗ぃぃぃ~~~~」という部分だけは、分かりました…インパクトあって。


日露戦争に関するフレーズが、これでもか!というくらい盛り込まれていましたね(笑)


そして、その詩吟が終わりますと、(たしか)佐世保総監によるご挨拶がありました。


お話の内容は、やはりと言いますか当然と言いますか


「帝国海軍の伝統」


というフレーズはありましたよね、もちろん。


ちなみに、この帝国海軍の伝統の継承については、特に海幕長が強く奨めていらっしゃるのだと聞いています。


もう一度見直そう、というようなことを奨励されているのだとか…。


帝国海軍ファンにとっては、喜ばしいことなのかもしれませんが、現実は、知れば知る程、海上自衛隊と帝国海軍は違うので、


まぁ、現場の人たちは、ちょっと大変だろうなぁと思ったりもします。


あと、総監の前だったか後だったか忘れたのですが、一昨年の日本海海戦記念日の式典で読み上げられていたのは


「連合艦隊解散の辞」だったのですが、今年は、違っていました。


うろ覚えで申し訳ないのですが、連合艦隊司令長官東郷平八郎中将が、確か、明治天皇に対して、バルチック艦隊を殲滅させることを誓われた、


その覚悟を述べられているものだったように記憶しています。


いづれにせよ、あの有名な「連合艦隊解散の辞」ではなかったことに、ちょっと驚きました。


一昨年の神事についての記事で、その「連合艦隊解散の辞」が読まれた背景について書いていますので、よろしければ、コチラをご覧下さいませ。


ところで、この日本海海戦記念日ですが、今年は111回目だったのですが、


そのことを、海自さんたちが「111Z(ゼット)」と言ってらしたことに気づきました。


この翌日、私は呉にいたのですが、その時に、久しぶりにお会いした護衛艦「いせ」の高田艦長と、このことについてお話しした時も、


「今年は110…Zくらいですか?」


と仰ったので、海上自衛隊では、こういう言い方が一般的なんでしょうね。


なので私も


「…111Zです」


と答えてみた(笑)


まぁ、日露戦争と言えば「Z旗」なので、なのかな?おもしろい言い方だなぁと思いましたね。







そして、神事・式典が終わったあと、「直会(なおらい)」が行われるため、会場に移動。



そんなに広い部屋ではないので、人がかなり多く感じました。


この日、私は風邪をこじらせており、あまり食欲がなかったのと、薬を飲まねばならなかったので、お酒は遠慮したのですが…そのお酒が…



これ(笑)


この瓶、争奪戦になっていました(笑)


だろうね。


私は、席をはずしていた時に、今回私を連れてきてくださった方が、これを奪取してくださっておりました


何から何まで、本当にありがとうございました…


で、この方が、日本酒を確保してくださっている間、私は何をしていたかと言いますと、ずっと遠めからでもいい男っぷりが目立っていた、


佐世保総監の副官の元に押しかけていっておりました(笑)


この方、参加者のマダムたちに取り囲まれていらっしゃいましたね、えぇ…(笑)


背が高くて、誰が見たっていい男でしたからね~


ご本人の許可を得まして、お写真を公開いたしますよ



ねっ


っていうか、ご本人は実物の方が、何倍もカッコよかったです。


そして、毎度毎度書くけどもさ…本当に、副官って顔査定が絶対あるよねないとは言わせないわよ


と、言いたくなりますよ、本当に。


で、驚いたことに独身だそうで、思わず…


「えっ珍しいですね


と、失礼な驚き方をしてしまいました…すみません…。


だってさ、こんなにいい男なのになんで??????って思うよ????


そしたら


「…いやぁ、私、女性に対して気が利かなくて…」


と苦笑いされてました(笑)


そうかぁ…じゃあ、ここはやっぱり、私が一肌脱いであげるしかないわね…最近は、婚活イベントやってないけど…


副官さんのためなら、誰か紹介しますよ


と言う、話だけはしたものの


「……まぁ、でも、土日がありませんからね(笑)」


とのこと。


「文字通り、月月火水木金金ですね(笑)」


というと、笑って返してくれたその笑顔の素敵なこと…もったいないなぁ…


「今日も、この後、佐世保の海軍墓地に移動して、まだ慰霊祭があるんです」


…ですよね…本当にお疲れ様です。


そんな話をしていると、次々に、一緒に写真撮ってくださ~~~いという言うご婦人方が殺到し、撮影に笑顔で応じられていました。


その時、特別に、ご婦人からのリクエストにお答えする形で、室内にも関わらず撮影用に帽子を被ってくださったのが、先ほどの写真です。


そんな優しくステキな副官さんに、ステキなパートナーが現れますように…


そう筥崎宮の神様にお祈りしながら、後にしました。


さて、では、バスで岸壁に移動して、乗艦します。


続く。







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