今年も行って参りました!日本海海戦記念日の洋上慰霊祭。
…と言いましても、昨年は午前中の体験航海だけでしたので、「今年も」と、言えるかどうか微妙なとこですが(笑)
そして今年は、初の、神社での奉祝式典から参加させて頂きました。
お誘いくださった方には、心から感謝ですありがとうございます
さて、筥崎宮に向かいますと、今年もやはり…
参道はこうでした
いや~、これだけの自衛艦旗…いや、ここは日本海海戦記念日なので、やはり軍艦旗と書きべきか…は、
そうそう見られませんよね本当に圧巻です
そして、境内に入ると、
そうです…神社の門に、Z旗と軍艦旗真ん中に国旗これだけで、じ~~~~~ん…とします。
ほんとに、神社で国旗はともかく、軍艦旗とZ旗が掲げられていることはかなり珍しいのではないでしょうか…。
東郷神社とかなら、やっぱり掲げられているのかな?
あ、もちろん、いつもなのではなくて、日本海海戦記念日の時だけです、はい。
その門の中に入ると、生け花が展示してありました。
真ん中のお花は、いつもお世話になっている「学ぶカフェ」の主催者山本さんの作品です。
数か月前に亡くなられた、元戦艦「霧島」の乗員だった帆足さんを想って、艦をイメージして生けられたのだそうです。
こういう忍び方って、すてきだなぁと思います。
席についてしばらくすると、巫女さんが二人入ってこられました。
初々しさが、なんとも巫女さんらしいお二人でした。
神様にお供え物をされる儀式が行われ、祝詞が奏上されます。
…で、その祝詞の中で
「東郷元帥」とか「帝国海軍」とか「ロシア海軍」とかそういうフレーズが入っているのに、軽く驚きました。
なんというか、あまり祝詞っぽくない言葉なので(笑)
でも、その慰霊の神事なので、当然と言えば当然なのですけどね…ちょっと不思議な感じがしました。
神事の中でちょっと感動したのが、雅楽が生演奏だったことです。
これも、なかなかないと思うんですよね…だいたいは録音したものですから…。
そして、先ほどの巫女さんが舞台に上がられ、舞を奉納されます。(この時はさすがに録音したもの)
「悠久の舞」
という名前の舞でした。
余談ですが、私、10代の頃に巫女さんだったことがあり、一つだけ「浦安の舞」というのを習っておりまして、
それは、かの太安万侶の子孫の女性が作られた舞で、お祝い事の時に舞うもので、その唯一知る舞と、どう違うかを、楽しみに拝見しました。
「浦安の舞」は、始めは、手に檜扇を持ち、後半は鈴に持ち替えたのですが、この「悠久の舞」は手に桜を、一貫して持っていました。
舞自体は、おそらく決まった型があって、その組み合わせを変えたものだとお見受けしました…ので、何種類か舞を覚える場合、
これ、ごっちゃになりそうだなと思いながら見ていました(笑)
ついでに、またまた余談ですが、この巫女さんが身にまとっている白い衣装は「ちはや(千早)」と言います。
…ん?ちはや?…ええ、そうです。
海上自衛隊にもありますね、潜水艦救難艦「ちはや」。
とはいえ、潜水艦救難母艦「ちよだ」は千代田城に、潜水艦救難艦「ちはや」は千早城に由来するので、別に関係はないんですけどもね…。
さて、舞も終わり、一通りの神事が終わりますと、次に(たしか)詩吟の愛好家(?)の方々が出てこられました。
詩吟の出だしの
「三笠ぁぁぁぁ~~~~~」「興国のぉぉ~興廃ぃぃぃ~…」とか「Z旗ぃぃぃ~~~~」という部分だけは、分かりました…インパクトあって。
日露戦争に関するフレーズが、これでもか!というくらい盛り込まれていましたね(笑)
そして、その詩吟が終わりますと、(たしか)佐世保総監によるご挨拶がありました。
お話の内容は、やはりと言いますか当然と言いますか
「帝国海軍の伝統」
というフレーズはありましたよね、もちろん。
ちなみに、この帝国海軍の伝統の継承については、特に海幕長が強く奨めていらっしゃるのだと聞いています。
もう一度見直そう、というようなことを奨励されているのだとか…。
帝国海軍ファンにとっては、喜ばしいことなのかもしれませんが、現実は、知れば知る程、海上自衛隊と帝国海軍は違うので、
まぁ、現場の人たちは、ちょっと大変だろうなぁと思ったりもします。
あと、総監の前だったか後だったか忘れたのですが、一昨年の日本海海戦記念日の式典で読み上げられていたのは
「連合艦隊解散の辞」だったのですが、今年は、違っていました。
うろ覚えで申し訳ないのですが、連合艦隊司令長官東郷平八郎中将が、確か、明治天皇に対して、バルチック艦隊を殲滅させることを誓われた、
その覚悟を述べられているものだったように記憶しています。
いづれにせよ、あの有名な「連合艦隊解散の辞」ではなかったことに、ちょっと驚きました。
一昨年の神事についての記事で、その「連合艦隊解散の辞」が読まれた背景について書いていますので、よろしければ、コチラをご覧下さいませ。
ところで、この日本海海戦記念日ですが、今年は111回目だったのですが、
そのことを、海自さんたちが「111Z(ゼット)」と言ってらしたことに気づきました。
この翌日、私は呉にいたのですが、その時に、久しぶりにお会いした護衛艦「いせ」の高田艦長と、このことについてお話しした時も、
「今年は110…Zくらいですか?」
と仰ったので、海上自衛隊では、こういう言い方が一般的なんでしょうね。
なので私も
「…111Zです」
と答えてみた(笑)
まぁ、日露戦争と言えば「Z旗」なので、なのかな?おもしろい言い方だなぁと思いましたね。
そして、神事・式典が終わったあと、「直会(なおらい)」が行われるため、会場に移動。
そんなに広い部屋ではないので、人がかなり多く感じました。
この日、私は風邪をこじらせており、あまり食欲がなかったのと、薬を飲まねばならなかったので、お酒は遠慮したのですが…そのお酒が…
これ(笑)
この瓶、争奪戦になっていました(笑)
だろうね。
私は、席をはずしていた時に、今回私を連れてきてくださった方が、これを奪取してくださっておりました
何から何まで、本当にありがとうございました…
で、この方が、日本酒を確保してくださっている間、私は何をしていたかと言いますと、ずっと遠めからでもいい男っぷりが目立っていた、
佐世保総監の副官の元に押しかけていっておりました(笑)
この方、参加者のマダムたちに取り囲まれていらっしゃいましたね、えぇ…(笑)
背が高くて、誰が見たっていい男でしたからね~
ご本人の許可を得まして、お写真を公開いたしますよ
ねっ
っていうか、ご本人は実物の方が、何倍もカッコよかったです。
そして、毎度毎度書くけどもさ…本当に、副官って顔査定が絶対あるよねないとは言わせないわよ
と、言いたくなりますよ、本当に。
で、驚いたことに独身だそうで、思わず…
「えっ珍しいですね」
と、失礼な驚き方をしてしまいました…すみません…。
だってさ、こんなにいい男なのになんで??????って思うよ????
そしたら
「…いやぁ、私、女性に対して気が利かなくて…」
と苦笑いされてました(笑)
そうかぁ…じゃあ、ここはやっぱり、私が一肌脱いであげるしかないわね…最近は、婚活イベントやってないけど…
副官さんのためなら、誰か紹介しますよ
と言う、話だけはしたものの
「……まぁ、でも、土日がありませんからね(笑)」
とのこと。
「文字通り、月月火水木金金ですね(笑)」
というと、笑って返してくれたその笑顔の素敵なこと…もったいないなぁ…
「今日も、この後、佐世保の海軍墓地に移動して、まだ慰霊祭があるんです」
…ですよね…本当にお疲れ様です。
そんな話をしていると、次々に、一緒に写真撮ってくださ~~~いという言うご婦人方が殺到し、撮影に笑顔で応じられていました。
その時、特別に、ご婦人からのリクエストにお答えする形で、室内にも関わらず撮影用に帽子を被ってくださったのが、先ほどの写真です。
そんな優しくステキな副官さんに、ステキなパートナーが現れますように…
そう筥崎宮の神様にお祈りしながら、後にしました。
さて、では、バスで岸壁に移動して、乗艦します。
続く。
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