かねてより、伊勢神宮参拝に行ってみたいとは思っていつつも、なかなか行く機会がなく、
私にとってのお伊勢参りといえば、もっぱら平仮名のほうの「いせ」でございました(笑)
そして先日、ようやく、人生初のお伊勢参りを決行することが叶いました(ノД`)・゜・。
そのためだけに、伊勢くんだりまで出かけ、ほぼ日帰りに近い状態での弾丸でお参りさせていただいた次第です。
深夜にようやく五十鈴川駅に到着して、電話でタクシーを呼んで乗り込むと、運転手さんから
「えらく遅い入りですなぁ(笑)」
といわれちゃいました。
私もこんなに遅くなるとは思わなんだ…。
そして、宿泊先の神宮会館まで運んでもらいました。
チェックインを済ませ、向かったお部屋は…
お~~~純和風修学旅行を思い出すお部屋
と、一人でめっちゃテンションが上がりました
そしてこの日は、さっさとお風呂に行って、早々に寝ました。
ホテルのサービスで、伊勢神宮早朝参拝なるものがありましたので、そちらに参加するために、明日に備えて早々におやすみなさ~い。
そして翌日、朝5時半には起きて、再度お風呂へ。
いうまでもなく、禊のつもりの朝風呂です(笑)
禊をしてから天照大神さまにお会いするんだと、一人意気込んでおりました。
お風呂からあがって、昨夜気になっていたこちららを頂きます!お風呂上りといえばそう!
フルーツ牛乳ですよ
「伊勢」って書いてあるぅ~( *´艸`)…これだけで満足
朝から非常に幸せな気持ちでいっぱいになって、集合場所のロビーに向かいました。
エスコートは、ホテルの女性従業員さんにしていただくのですが、彼女がまた、巫女さんみたいな雰囲気の上品で清楚な美人さん
わくわくして、ホテルを出ると…まだ0630なのに、じりじり暑い…
「…まだ朝早い時間なのに、ずいぶん暑いんですね…」
と、女性従業員さんに話しかけると
「そうですね。でも、中に入ると木陰がたくさんあるので涼しいですよ」
とのこと。
5分くらい歩いて、到着したのは…
いかかですか…この清々しく美しい鳥居…。
これほどすっきりと美しい鳥居を、私は未だかつて見たことがありません。
「皆さんはよく、伊勢神宮、またはお伊勢さんという呼び方をされると思いますが、正式にはただ「神宮」と呼びます」
ご存知の方も多いと思いますが、神社には格があって、最も高い格が「神宮」なんですね。
いうまでもありませんが、伊勢は、その神宮の中でも最も格が高いので、単に「神宮」と呼ぶ、ということだそうです。
さて、いよいよ宇治橋を渡ります。
ここが、五十鈴川ですね。
この柱みたいなものは、台風などで川が増水して流木等々流れてきた時に、ひっかけて食い止めることで、宇治橋を守るためのものだそうです。
そしてその宇治橋も、式年遷宮と同じく、20年に一度建て替えられているのだそうですが、たしか、式年遷宮と4年ほどずれている、
とお話しされたように思います。
その宇治橋は、船大工によって作られていて、船の、水を漏らさない技術がつかわれているのだとか…。
ちなみに、たびたびこのブログでも出しています
こちら。
この「いせ」と彫られた欅は、御用材だとしつこいくらい書いていますが、この欅こそ、こちら宇治橋の御用材なのです
…というわけでして、この宇治橋を歩くだけでも感動でいっぱいでした…(ノД`)・゜・。
渡り終えて鳥居を見上げると…
なんて美しい…。
この鳥居をくぐった瞬間、明らかに空気が変わったことを感じました。
式年遷宮の時に必ず出る御用材で、こちらの鳥居は作られるのだそうです。
ほかにも、別の神社の修復に使用されたりと、御用材は余すところなく使われ無駄にされないのですね。
こういうところが、日本の伝統と美学の結晶のようなお宮だと思いました。
歩いていくと、従業員さんが仰ったように、確かに涼しく、全然空気が違います。
歩くだけでとてもとても気持ちがよく、ずっと歩いていたい感じでした。
さらに行くと、手水舎がありました。
こちらでお清めをして、いざ…。
そして、次に立ち寄ったのが、五十鈴川です。
この日は少し水かさが増していました。
「ここは、禊をするところですか?」
と質問すると、
「いえ。それはもっと向こうです」
とのこと。
そしてその近くに、この五十鈴川の守り神である「瀧祭神」がお祀りされていました。
水が枯れないように、守っている神様です。
そして、少し歩くと
この奥には、別宮の風日祈宮があり、天気…雨と風を司る神様がいらしていて、かの元寇を退けた神風を起こし給うた神様と言われています。
ここまでは、お参りする時間が残念ながらありませんでした。
そして、いよいよ正宮へ…。
こここそが、わが国で最も尊い神様、天照大神様がおはす、正宮です。
そして、つい3年前…だったと思うのですが、出雲大社と同じ年という、極めて珍しい年に式年遷宮が行われましたね。
その元、お宮があったのは、
この奥だったのだそうです。
ここから先は無論、立ち入りできません。
この前の式年遷宮の時、20代~30代の若手の宮大工が多く参加したのだそうです。
式年遷宮は、周知のとおり20年に一度行われますが、この目的の一つに、技術と伝統の継承があるといわれています。
この時参加した、若手の宮大工から、次の式年遷宮の時には、次の世代に技術と伝統が継承されるのでしょう。
こういうことを知るだけで、日本人として生まれてこられたことに、感謝の気持ちがこみ上げてきます。
ここで、従業員さんからお話が。
「よく、何を叶えてくれる神様なのですか?という質問をされますが、お願いするのではなく、ここでは感謝をしてください。そういうところです」
と。
…私自身、そもそも神社はここに限らず、ご利益なんぞを卑しくも求めるところなどではく、お礼を申し上げる場所だと思っているので、
当然なのですが、今回特に、私がここにお参りしようと思ったのは、ひとえに、ここ3年間の「いせ」をはじめとする自衛隊をはじめ、
それに関わる様々なありがたいご縁を、いただいたお礼を申し上げるためでしたので、やっと、お礼が言える…そういう気持ちでいっぱいでした。
石段を上がって、お賽銭を入れ、二礼に拍手して静かに手を合わせてお礼を申し上げると、涙が出てきて、
…ここには、確かに神様がおいでになる…
と感じました。
空気も緑も水もお宮も鳥居も…何もかもが美しすぎるこの神宮は、他の神社とは明らかに別格の存在感でした。
石段を降り、改めてお宮を見上げると、
「日本人として生まれてくることができて、本当によかった」
という気持ちが、じわ~っとこみ上げてきました。
それから、少し離れた「荒祭宮」にお参りに行きます。
その手前に、
御稲御倉(みしねのみくら)があります。
三節祭でお供えするための、神宮神田で収穫した御稲が奉納されます。
この建物は正宮と同じ神明造になっていて、規模は小さいものの、その雰囲気を感じることができます。
そして、注目は屋根。
この丸太の数が、内宮と外宮の建物とは違っていて、内宮は偶数、外宮は一本少ない奇数になっているんだそうです。
そして、長く突き出たⅤの字の木も、内宮は先が二股に分かれていて、外宮はそのままだそうです。
そして、その少し先に…
です。
この立て札見て思ったのですが、
天照大神さまのことを「天照坐大御神」と書いてあるので、こちらが正式なお名前なのかなぁ?と今更思いました。
こちらも、石段下までしか、撮影できません。
ちなみに、先ほどお参りした正宮が「静」なら、こちらは「動」。
積極的とか活発という意味があるそうで、こちらでは、お願い事を聞いてくださるのだそうです。
なので、せっかくなので、こちらでは珍しくお願い事をしてみました。
…もう、感激でいっぱいです。
お参りをすませ、別行動で神宮を出て、おかげ横丁の方に歩いていきました。
すると、あの赤福本店発見!!!!!!
今回、これだけは絶対に食べて帰る!と決めていたので、さっそく入りました。
結構朝早くから空いているのにびっくり。
五十鈴川ほとりで、なんとも風情があります。
こういうお部屋、大好きです~( *´艸`)
そして、
これ!
時間が時間だけに、これが朝ごはんになっちゃったわけですが(笑)
しかし、赤福のお店は数あれど、お店で手作りしているのは、ここ赤福本店だけなのです!
その証拠の、三本の指でつけられたこの筋。
朝からでも、ペロッといただける、やさしい甘さでした。
…朝から、最高に幸せな時間を過ごさせていただきました。
しかし、これはまだ、この日の序章に過ぎなかったのです…。
この後、一旦神宮会館に戻って、チェックアウトして、外宮に参ります!!!
続く。
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