その気になるバイク ＮＳＲ２５０

一流サラリーマン（？）だったお友達が、
なにを思ったのか、何の前ぶれもなくボーナスで、
いきなり買ってきたのが、ロスマンズカラーのＮＳＲだった。

忙しい人だったので、いつ乗ろうとしてるんだろう？
と、不思議に思ってた。





慣らしに付き合ったことがあった。
２ストのエンジンの音。結構好きだな。
一般道では、うるさいから迷惑だな。

オイルが飛んでくるとイヤなので、私が先頭・・・。
後ろから、パン、パンぱぁ～ンと、ＮＳＲ。
しばらくして、路肩に寄せる。
バイクをおりて、「貸して！」
乗ってみたくなった私は、ＮＳＲを奪い取りさっさっとまたがる。

足つきよ～し！
きっついライディングポジション・・・前傾しすぎ。
私が乗ると、せみみたい・・・。

発進！　
そのとたんに、スイッチがはいった。
意味もなく、吹かしたくなったり、抜かしたくなったり、
気分はレーサー・・・。
信号が青になった。スタート。　ウィ～ン
誰も前を走らせないわ・・・。（びょーきだな・・・）
うしろで、私のスピードがでないバイクＶＴＺに乗った友達が
「いくな～～！！！」
と、叫んでいる。


それから、二度と貸してもらえなかった。
友達は、急行の止まる駅まで毎日スーツ姿でＮＳＲに乗ってたらしい。
びみょ～。

あ～あ～ やっぱりな・・・。

昨日帰宅すると、郵便受けに
「バイクの後輪のため、検針できないので移動させておいてください。」
と、水道屋さんよりメモがはいってた。
決して、ふさいでいたわけではないので、

・・・なんだよ～プロが・・・。
お金を頂いて仕事するからには、何事もその道のプロですから！
前に来た人は何事もなくやっていったわけだし・・。

意地悪する気もないので、今朝移動してあげましょうと、
ミイラ男状態のバイクのカバーをていねいにはずしにかかった。
ロックもはずして、ここまでやったらエンジンもやっぱりかけてみるでしょう。

きゅる、きゅる
うっ！ダメな感じ・・・
チョークをひいてっと
きゅるきゅるるる・・
もう一息！

しかし、プラグをかぶせてしまうのが、大の得意な私はそこでやめた。
専属メカニックにまかせよう！と・・・。
この頼る姿勢が私の根性を失わせた原因でもある。

オイルも交換しなくては・・・。
今年は乗るんだから！
でも、寒いしなぁ～

押しがけの恐怖・・知っていますか？

暖冬とは行っても、寒くなってきました。
朝どきどきするのは、エンジンかかるかなぁ～でした。

私の最初のバイクはＶＴＺで、それこそ馬車馬のように、
雨の日も風の日も雪の日だって走ってくれました。
そんなタフなＶＴＺも、冷え冷えとした霜なんかかぶってる日には
「きゅるる～きゅるる～」
・・うっそ～！！！・・
である。
チョークをひいたってダメ。

そこで、押しがけである。
ギアをローかセカンドにいれて、クラッチを切りスピードをつけてクラッチをつなぐ。
あれです。
サーキットでは、レーサーマシンはセルなんかついてないのでこうやってエンジンかけるけど、
レーサーマシンは余計な物がついてないので、軽いからできるんだ～
と、私は思っている。

公道用バイクじゃＶＴＺは重いほうだし、無理無理！
でも、切羽詰っている私にはこれしか最後の手段はない。
あとは、仕事キャンセルでバイク屋さんにきてもらう。

幸い、アパートの前は坂。よし！この坂を使って・・・・・。
チャレンジ！
ローにいれて、くだる。
よし、いまだ～クラッチをつなぐ。・・・うんともすんとも・・・
よし！次の坂へ
何故かこんな時は前向きな私。
だめだ～。もう汗だく・・・。
次へ・・・。もうこんなに重かったっけ？っていうくらいバイクが重い。
時間もどんどん経っていく。
このまま町内一周しそうだ・・・。もうこれでだめだったらきてもらおう。
お家もだんだん遠くなるぅ～遠くなるぅ～
かみさまぁ～仏さまぁ～
「キュウルキュルブ、ブ、ブゥ～ブゥ～ウォ～ン！！」
・・・やった・・・やったよぉ～！！！・・・
かかった、かかったぁ～

もう、へとへと・・・。
汗だく、力尽きた・・。家からもだいぶ遠くまできてしまった。
そのあと、どうしたか覚えてない。

フレディ・スペンサー

サーキットに行ってた頃の仲間はほとんど影響されてた。
スペンサーがいたからバイク乗りはじめたんだ。
スペンサーがいたからレースはじめたんだ。

残念ながら、その時のスペンサーを私は知らない。
初めてみたのは、一度引退してから復活をした時でした。
写真でみてた人とは別人・・・。
これが、みんなが神様のように話していたスペンサーさん？
ぽっちゃりとした、悪く言えばぼてっとした体型・・。
結果も、え～っ？でした。

それでも、古きバイク少年達はスペンサーと聞くと、
目を輝かせる。
すごかったんだぜ～
そんな話を聞かされる度に、くやしい。

天才だったんだ。２１歳で世界チャンピオン。
タイトル総ナメ。レース史に残る記録らしい。
ケガで、勝てなくなり引退、あまりにも短く、
でも、見ていた人には、大きな大きな何かを
ひとり、ひとりに残していっている。

今は、ラスベガスでトップライダーの育成を
しているそうです。
でも、すごいライダーがいい指導者とは限りませんからねぇ～
（キャ～ぶたないでぇ～蹴らないでぇ～）

バイク友達１号（よっちゃんの巻）

クリスマスが近くなると、どうしようかぁ～
な～んて、言ってた頃、私はやる事があったので、
修行？＆バイト、バイトの毎日でした。
バイクで行ってましたので、終電が終わっても、客がひけないと
店長がやってきて、「たのむっ！」と、土下座をされるのでした。

次の日の私があるので、２時、３時には帰りますぅ～。
さぁさぁ帰らなくっちゃ！
同じ年のよっちゃんと一緒にあがりだ。
こいつも、ばりばりバイク乗り・・・。
裏には、私のバイクの横にFZRが並んでる。

「いくぞ～っ！」
・・・な～にが行くぞだ～　こけるぞ～・・・

ほんとに　こけてる・・・。

新宿東口ロータリー　タクシー待ちの人が大勢並んでる
目の前で、転んでる・・・。ば～か～！！
すくっと、すばらしい速さで起こして何事も無かったように
青梅街道方面へ・・・。
私は、仲間と思われないように速やかにその脇を通り抜け、
ば～かば～かと、言いながら信号で待っててあげた。

寒いので、革ツナギにジャンパーだったので、ケガもなし、
バイクも大丈夫！こんな事は日常茶飯事！
この信号変わったら、次のあそこ、まにあうか競争とか、ばかだなぁ～

このよっちゃんは、朝５時に免許とりたての私の部屋のドアをどんどんたたき、
「お～い！第三京浜走りにいくぞぉ～」と、
迎えにきました。（家も教えてないのに、バイク乗りの恐るべし）

大好きだった人と仲良しだったので、
あんたじゃなくてぇ～と、思っても君は私を子分か弟のように
振り回しましたね！

今年の年賀状には、
「俺まだ、学生？っていわれるぜ！お前はもうおばさんだろうなぁ～」
だとぉ～
その年になって、成長してないねって言われてるんですよぉ～
気づけっ！やっぱり治らないのね！
いつか！　勝負してやるぅ～！！

チャンピオン・バイク・コレクション

頑張っています。

シュワンツのマシンと、レイニーのマシンで、
伝説のバトルを再現するんだ！

抜きつ、抜かれつ、手に汗にぎるトップ争い・・・。
集中力が切れた方が負ける、
一瞬も、目をはなせないレース。

１９９３年１２戦レイニーの大事故・・・
華やかなレースの世界に浮かれていた私は、
目が覚めた気がした。

・・死は覚悟した事があっても、一生動けないベットの生活は
考えてなかった・・・
誰の言った言葉だったか・・・

そこまで覚悟して、やりたい事がある、
叶えたい夢がある。
それだけで、幸せなんて思えない気持ちもある。


次は、いよいよスペンサー　１１月２２日発売　１７９０円

ライダーズ・マニュアル

私がバイクに乗りはじめた頃、こんな親切な本がありましたよ。
ライディング・テクニック　　メカニック＆メンテナンス
　バイク用品の手入れの仕方　ツーリング計画、荷物
応急処置、事故の処理、うまい転び方　バイクメカニック基礎などなど・・・
そのまま、全部紹介したい位！！
マンガになってたり、わかりやすくて心強い味方でした。

レディースバイクという雑誌もあって、愛読・・なにやら投稿しては
ステッカー　ゲットしてましたが、もうないのかしら・・・

街のバイクやさんでは、メカニックスクールや、メンテナンススクールなど、
頻繁に、行われていましたよ。
私は、一応参加してみるものの、理数系は苦手ですので？？？？？？？？？？でした。
でも、クラッチ調整（重かったり、軽かったり）
アイドリング調整、チェーン調整、プラグ（すぐかぶる(^_^)）バッテリー点検
エアークリーナー点検いろいろ勉強しました。

でも、プラモデル作った事が一番勉強になったかも・・・

バイクは繊細で、ちょっとでもバランス崩れると、倒れちゃうんだ・・・。

チャンピオン・バイク・コレクション

４台そろいました。
先は、長い・・・。
次号はノリック・・・。
マリックじゃないんだから、ノリックってのも、
誰が言い出したんだか・・・。

一人一人、ドラマがあって
胸が熱くなったり、苦しくなったり。

熱くなれるって、
かっこいいと思うんだけど・・・。

バックミラーがとんでった。

あの頃、どうしても寄りたいスタンドがあった。
遠回りなのに、「近く通ったから・・。」
なんて言い訳しては、立ち寄ってた。

その日も、仕事の帰り遠回り・・
第三京浜にのり「寄ろうかな～どうしようかな～」
と、ニヤニヤしながらアクセルをあけてたに
違いない。

と、右前方から衝撃！！
なんだ！！！
何が起こったのかわからず、バランスも崩れる事もないまま、
そのまま走ってた。
そして、また　もうすぐだぁ～スタンド・・・にやにや

あれ？ない！！
左のバックミラーが、ない！！なんでだ？
さっきの・・・
鳥だったのか・・・何だったのか・・・
今だに謎・・・。

そして、スタンド。
いつも、なにを話しかければいいのか困ってるけど、
このネタがある。
「ミラー飛んでっちゃって・・・どうしよう。」
「はぁ～？右はあるじゃん！気をつけて走れよ。」
おわりっ！

追えば追うほど、離れていく。
振り向かないから、振り向かせたい。
長いこと、追いかけたけどだめでした。
バイクは甘えてのるんじゃない！と、
教えられた気がしていたのですが、
ただ、冷たくされていただけかも・・・。
とても、前向きだった私。

私はひとり・・・

バイクを置いていたのは、１軒上の駐車スペースでした。
ちょうど、ひとり暮らしのおばあさんの家の前で、
バイクで出かける度に、出てきては「気をつけてね～」
などと、言って下さいました。

ある日、「この前お姉さんきてたのね。」
・・・私、弟しかいない・・・
「いえ・・」
「あら～きてたわよ！あれ、お姉さんよ」
って、私が違うって言ったら違うんですけどぉ・・・

お化粧して、バイクに乗らないかっこした私をお姉さんだと言い張っている。
確かに、バイク乗る時は、大変な装備。
いざ！出陣！！のよう・・・
メットの裏についた、ファンデーションが物語るように、お化粧は落ち、
目なんか、血走ってると思う。

でもでも、
そんなに違うかなぁ～？

黒いビニール袋の女

昨夜、北海道のタエちゃんからメール。
・・・いくら醤油漬け作ったのでおくります・・・
やったぁ～うれしい、うれしい！

このタエちゃんもバイク乗りでした。
小学校からの幼なじみ。
類は友を呼ぶ？
相談した訳でもないのに、岐阜の大学にいってしまった
タエちゃんもりっぱなＣＢＲ乗りに
なっていました。

夏、東北まで行くのに家で１泊。

夕方には着くはず・・・遅い・・・
ピンポ～ン！
来た！

玄関に立つタエちゃん、黒いビニール袋をぶらさげている。
ど～したの～？

後ろに載せてた荷物がはずれ、あちこちに飛ばしながら
走ってしまったらしい・・・。
道路公団の人に、集めてもらってビニール袋をぶらさげての
到着となったのでした。

タエちゃんの結婚式でスピーチしました。
パンツをばらまきながら、高速を走った女・・・です。

バイクを盗まれた。

初めてのバイクＶＴＺ２５０
嫁入り道具として、一緒に嫁いできました。

その時住んでいたのは、１階が蕎麦屋と薬屋さん。
２階から上がマンションでした。
大家さんは蕎麦屋さん。マンションの裏にタダで、
おかせてもらってました。

周りには、大きい団地があり、鍵穴をドライバーでぐちゃぐちゃにされたり、
シートを切られたりしていました。
そして、とうとう・・・
ない・・・。

だんなさんの、おんぼろＧＰＺだけぽつぅ～んと残されていました。
どうせなら、ＧＰＺもって行ってぇ～

すぐに、警察へ・・・
こんな時は警察はあてにならないらしい・・・
だんなさんは、なんだか慣れたもので、
「探しにいくぞぉ～」と、言う。
もう、マジ泣きな私も、とぼとぼとついて行く。
・・・どこさがすんだよぉ～・・・

団地の自転車置き場を全部まわるという。
３ヶ所め・・・あったぁ～！！！
鍵穴、またぐちゃぐちゃ・・・・・

そして、おまわりさん到着。　やっぱりあなた使えない・・・

私達の様子を、うかがってた小僧たちがいた。
紙袋をもって、ドライバーなんかが見えてる。
「あいつら犯人だ！」
でも、証拠もないので捕まえられない。という。

自分で買え！　ばぁ～か！！
思い出してもくやしい！くやしい！！

パトカー

寒い晩秋の夜・・・
いつものように仕事を終えバイクに乗り、
家へ帰る道、とろとろと走る私のバックミラーにパトカー・・・

「なんにもしてないもんね～」そのまま走る。
と、「そこの２５０～！バイク止まりなさい！！」
「私？私のことですか？・・・もしかして、遅くても捕まったりするの？」
まわりを見ても、私しかバイクはいないので止まる・・・

パトカーからおまわりさんが２人降りて近ずいてきた。
シールドをあげて、
「私　なんかしましたかぁ～？」
「あのね、この道午後９時過ぎるとバイク走っちゃいけないのよ～」
・・・知らなかった・・・いつも走ってた・・・・

「どうして？」
「走り屋とかね、暴走族が多いからねぇ～」
「私、違います！見えますか？」
「見えない！！」（はやっ）（そしてきっぱり！）

「はい！ちょっとパトカー乗って！」
げっ！！犯人みたいだ・みんな見てるし・・・

乗ってしまった・・・

「女の子、バイクなんか乗って彼氏とか心配しないの？」
・・・余計なお世話じゃ～・・・
「はい！これね、期限までね。」
例の紙を渡される・・・いらない・こんなの・・・・

「ここ走ってだめなら、どうやって帰ればいいんですか！！」

こうして、パトカーに先導され家の近くまで、帰ってきたのでした。
寒い晩秋の夜でした。

チャンピオンバイクコレクション２

買ってきました。
チャンピオンバイクコレクション２
HONDA RC211V　1790円
やっぱり、高いと思いますよ～
ステッカーとかついてたりすればいいのになぁ～
キーホルダーとか、ストラップとか・・・
「何言ってんだ～！！」
とか、言われそうだけど高い・・・。

写真おちびが「おれがとるぅ～」
って、このありさまです。

ヘルメット

何も言うまい。と思いましたが、
沢山のヘルメット（いっぱいあるんだ！）
をみてたら、黙っていられなくなってきた。
スクーターの子がよく頭にのせてる帽子のようなメットは
役に立つの？首の後ろに落ちて、
麦わら帽子の女の子みたいになってるのが多い気がする。
あぶないよ～～！！

サーキットで、ピットクルーしてた時は
ライダーのメットをぶつけたり、落としたりしようものならば、
泣きそうなくらい怒られましたよ。
転倒したり、怪我したり、いろんな事みてしまったので、
バイクを危なく乗ってるのをみると、
「死ぬよ。」と、思ってしまうんです。

「彼女を乗せる時あごのベルトやってあげたいっすよねぇ～」
・・・はいはい。勝手にやってくださいな！ぎゅっとね、ぎゅっ～～と・・・