打ち合わせをしたいから。
と、先輩に呼び出しされた。
私のお仕事のとこまで、来てくださるという。
わるいねぇ~。
「みのりちゃんどっか知らない?
落ち着いて話せるようなお店。」
って・・・・。
私は早く帰りたいんですけど・・・。
落ち着くんですか・・・。
知り合いのおばさまが、
「主人と行ってねぇ~~」
と自慢してたお店を思い出した。
イタリアンレストラン
たしかこの辺・・・・・。
こういう勘ははずれない私。
あった、あった。でもクローズ。
その辺のカフェでチャッチャッと
おわしましょう。打ち合わせとやらを。
「あら、何時からなの?」
・・・店の人呼び出してるし・・・・。
「5時からです」
「みのりちゃん。何時?今?」
私は秘書か・・・。
「4時45分です」
「い~わよね。もう・・・。入りましょ。」
「・・・・・・・・。」って。
店の人もあ・ぜ・ん 何も言えず。
ゆったりと陣取る。
「夕食食べれる?」
「いえ、息子が待ってるので。」
「じゃー軽く飲みましょう」
「はい」
ってな訳でなかなか打ち合わせまで
たどり着かない・・・。
「前菜の盛り合わせと、たっぷりサラダ。で」
と、軽く注文し
先輩が関わっている舞台やらのグチがはじまる。
あのダンサーはどうだとか、こうだとか。
若手ばかりにしたら発表会みたいなレベルの舞台に
なっただとか。
で、打ち合わせは?
そこへお料理登場。
前菜は5種類がセンス良く並んでいる。
おいしそう。
今度は負傷者が本番前の日に出た話。
代役もたてて練習してなくて困った話。
で、打ち合わせ・・・・。は?
たっぷりサラダ登場
「ぎゃ~~~お~き~~い~~!!」
思わず叫ぶ
動じない。先輩。
「あら、ほんとにたっぷりね。」
食べ始めるたっぷりサラダ。
食べても減らないたっぷりサラダ。
増えてくようにもみえるたっぷりサラダ。
今度は先輩の先生の話。
もうおじーちゃん、おばーちゃんだからね、
大変なのよ。周りの人が。と言う話。
そんな話を聞きながらも
もくもくとたっぷりサラダと戦う。
打ち合わせはどうなったんだ?
結局・・・・。
完食ならず・・・・。たっぷり残り・・・。
打ち合わせは・・・・
「そのうちFAX流すから・・・。」
それで済むんだ・・・・。
何なんだ・・・・。
こんな人が私のまわりには
多く生息する・・・・・・。
反面教師・・・・・。
人の振り見て我がふりなおせ・・・・。
類は友を呼ぶ・・・・。
朱にまじわれば赤くなる・・・・。
心して生きていこうぞ。