甲子園の地方予選が始まった頃、
高校生の頃からの元彼から連絡が来た
野球部のエース。絵に描いたような野球部のエース。だった。
メルアドも電気番号も知らない…(-_-)
FBのメッセージから。
「○○の連絡先教えて!」という。
知らんよ…他に聞く人いるだろうに
が…実はうれしかったりする
どうしたんだろ?
頑張って冷静に
事務的に返信した。
「ありがと!これ初めて使ってみたんだけど、LINEみたいなもんかな?」
メッセンジャーのアプリを使い始めて試しに送ってきたのか?
私もよくわかんないので、LINEみたいに
「でも電話はできないんじゃない?」
と、返したら
すぐに電話がかかってきた。
どーした?
こんな奴だっけ?
びよーーーんと高校生の頃にタイムスリップのような錯覚に陥る。
なぜなら、大人になってないから
曰く…ずっと少年なんだそーだ…
馬鹿か…(-_-)
そして、私にも増してネガティヴ星人
家族の事など近況報告。
二股の末、敗れた私だったんだが
その時の勝者が今の奥さん。
3人の子供がいるそうだ。
私は大人になっているので、
全く普通に話が聞けた。
こんなに話したがる人だっけな?
でも、もう何十年と経ってる…
で、彼の長男の話に…
野球をやっているそう。
今回高3の夏…
「甲子園行きたいんだってよ…」
「プロになりたいんだってよ…」
「で…肩…痛いんだって…」
彼と同じ…
彼は、華々しく1年生エースとして脚光を浴びスカウトも見にくる選手だったんだが、先輩の嫉妬にも負けず頑張り…過ぎた…
肩を壊し3年生の時はもう肩はボロボロ…
11番…
誰にも弱音吐けず私の前で泣いた…
2人で泣いた…
そんな事思い出したんだろうか?
息子さんも同じ肩…の故障。
自分の経験をふまえ、息子さんに気をつけてあげられなかったのか!
「誰に似たのかセンスもない!」
と、言う。
私にも増して、ネガティヴ。
野球をやってた頃の彼を奥さんは知らない。その頃一緒にいたから何かを確認したかったのかな?
良いところ思い出しては3割増して褒めてあげた。
ネガティヴ同士だから、なんかわかる。
二股のゴタゴタの際、しまいには
「おまえ、男だったらよかったのに」
と、言われた事があった。
あまりにも、腹たってぶっ叩いた。
ぐーじゃなく、ぱーで
何十年も経って、思い出を共有し本当の友人になれる気がする。
思い出したくない事も山ほどあるけど、
良いとこだけ大切にしよう。
いろいろあってから、野球も見なくなってた。高校野球も…
いいかげん、もう大丈夫。
会いたいと思っていた気持ちが、
大きくなり思い出が重く、つぶされそうだった。
年月が経ち、彼が近くに来た。
そしたら、思い出はだんだん軽く、うすく
心地よいものに変わってきた気がする。
あんなこと、こんなこと、あっても大切な人の1人に変わりない。
やっと大人になれた
か?