〈第三項〉論で読む近代小説  ◆田中実の文学講座◆

近代小説の読みに革命を起こす〈第三項〉論とは?
あなたの世界像が壊れます!

ブログ再開と文学講座のご案内

2020-08-21 22:27:44 | 日記
3月にブログを再開しますと書きましたが、また長く休んでしまいました。
この間、当ブログをご訪問下さった皆様には、申し訳なく思っております。
今度こそ、本当に再開、のつもりです。

近況をご報告します。
3月2日の記事で『猫を棄てる』論のことを書きましたが、
これは中国語訳が中国社会科学院外国語文学研究所発行の雑誌『世界文学』第390号に掲載されました。
日本語での発表は、来年3月刊行の『都留文科大学大学院紀要』第25集に掲載予定です。

3月以降、四本の論文を書き上げました。
一本目は、中国の西安交通大学教授の霍士富先生から依頼を受けた、
霍先生の御著書の序文「宿命の創造―〈近代小説〉の神髄を読むための〈第三項〉論―」。
二本目は、宮沢賢治の『注文の多い料理店』について論じた「〈語り〉のパラドックス―『注文の多い料理店』私考―」。
三本目は魯迅の『故郷』について論じた「魯迅『故郷』の秘鑰—「鉄の部屋」の鍵は内にあって扉は外から開く—」。
そして四本目は、あまんきみこの『白いぼうし』について論じた
「『白いぼうし』の〈語り〉の仕組み ―傀儡師(かいらいし)の操(あやつ)る糸は見えない―」です。

『注文の多い料理店』と『白いぼうし』論は、明治図書から刊行される
『第三項理論が拓く文学研究//文学教育 小学校編』に掲載予定です。
『故郷』論は中国語に翻訳されたものを、中国の雑誌に投稿中です。

以下の案内を担当の望月さんから、田中のブログに掲載してほしいとの連絡を受けましたので、
掲載します。

テーマ    『高瀬舟』を素材にして近代文学の神髄を読む
講師      田中 実(都留文科大学名誉教授)
日時      2020年8月29日(土)午後2時から午後3時
会場      山梨県立文学館
参加方法    会場での参加またはリモート参加
参加申込の締切 2020年8月28日(金)22時まで
参加費     会場参加の方は1000円
参加をご希望の方は、お名前、所属、参加方法を記入のうえ、
下記のアドレスに申し込んでください。
申し込まれた方には担当の望月が折り返し返信します。
dai3kou.bungaku.kyouiku@gmail.com  

主催   朴(ほうのき)の会






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