逃げないカモたち

　近くの公園の小さな池に今年もカモたちがやってきた。池のほとりの小道にはカモたちがいっぱい日向ぼっこをしている。ふつうなら、近くを歩くとカモたちはそれとなく静かに離れて行く。エサをあげると近寄ってくるが、そうでないときは、こちらの様子を伺いながらツーッと水面をすべって行く。

ところが、今回は近くを通りすぎても逃げて行かない。なんとなく警戒はしているがすぐ水にとびこまない。まあ、人間に慣れてきたんだろうとは思うが、はたしてそれでいいのかねえ？　以前は、パンくずをやって面白がっていたが、それは自然界に生きるカモたちにとって良いことではないとわかってからは、やることをやめた。

　こんな小さな池に食べ物がたくさんあるとは思えないが、なんとか元気に旅立ってほしい。ちなみに今回は１００羽くらいのカモの姿を見たが、まだ白鳥は来ていないようだ。
　

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