3日目はトマムを出発して小樽へ。
小樽についたのは夕方でした。
山と傾斜と海がいいですね。
「下って行った先が海っていいよね!」と興奮して夫に言いましたが、
のぼっていった先が海なんて、夢の中でなきゃあり得ないし。
と、自分突っ込み・・・。
生活するのは大変でしょうけど、
そしてタモリさんじゃないですけど、
坂っていいですよね!!
小樽はかなり急な坂のある街でした。
長崎もそんなふうだと聞きました。
私が行ったことのある街では、尾道。
あそこも本当によかった。
坂があるだけでなぜあんなに不思議な雰囲気になるのでしょう。
坂が予感に似ているからでしょうか。それとも、
思い出している感じがするからでしょうか。
90年ほど前に建てられたという缶詰工場にも吸い込まれました。
運河の側に、ジグザグの階段が二つと、その間(真ん中)に螺旋形のスロープがあります。
建物は白っぽいのですが、階段やスロープは赤茶色で
小樽に着いてすぐに車でそばを通ったときは、
夕暮れの光で、階段とスロープが、ジグザグと螺旋の自分の黒い影と絡まりあって
昔そこで働いていた人々が煙のようにそこから立ち上がってきそうでした。
『蟹工船』を思い出しました。
私は勝手にロマンを感じてしまいましたが、
実際は虐げられて、青息吐息で人々が働いていた場所なのかもしれませんね。
多くの人が工場や廃墟に惹かれるのはなぜなのでしょう・・・。
昔、生まれるよりも前に、そういう場所にいたのだ
などと、夢想するのですが。
それとも、それもやはり形を変えた予感のようなものなのかも。
4日目は小樽を出て札幌に寄り、帰途につきました。
小樽も札幌も光がよかったです。
なぜかな、とちょっと考えてみたのですが、
東京などに比べて北に位置しているので
早い時間から夕方のような斜めの光線が街にあたり、
かといって昼過ぎにはまだ大気の浮遊物が少なくて
(朝より夕方のほうが赤く見えるのはそのためとか)
光が夕方ほど赤くならないため
独特の落ち着いた、人が微笑みながら内省しているような風景なのでは
と、自分でも怪しい理由を挙げてみたりして。
今度はもっとゆっくり滞在して写真を撮ってみたらおもしろいかも。
など、言いながら、ここでは携帯でほとんど写真を撮っていなかったのでした!
ジャンルを写真にしておいておかしいですね・・・。
小樽のガイドブック的写真

札幌(影が好き)

北海道大学(なんて贅沢なキャンパスライフ。憧れます。でも冬は大変?)

北海道旅行記おしまい

小樽についたのは夕方でした。
山と傾斜と海がいいですね。
「下って行った先が海っていいよね!」と興奮して夫に言いましたが、
のぼっていった先が海なんて、夢の中でなきゃあり得ないし。
と、自分突っ込み・・・。
生活するのは大変でしょうけど、
そしてタモリさんじゃないですけど、
坂っていいですよね!!
小樽はかなり急な坂のある街でした。
長崎もそんなふうだと聞きました。
私が行ったことのある街では、尾道。
あそこも本当によかった。
坂があるだけでなぜあんなに不思議な雰囲気になるのでしょう。
坂が予感に似ているからでしょうか。それとも、
思い出している感じがするからでしょうか。
90年ほど前に建てられたという缶詰工場にも吸い込まれました。
運河の側に、ジグザグの階段が二つと、その間(真ん中)に螺旋形のスロープがあります。
建物は白っぽいのですが、階段やスロープは赤茶色で
小樽に着いてすぐに車でそばを通ったときは、
夕暮れの光で、階段とスロープが、ジグザグと螺旋の自分の黒い影と絡まりあって
昔そこで働いていた人々が煙のようにそこから立ち上がってきそうでした。
『蟹工船』を思い出しました。
私は勝手にロマンを感じてしまいましたが、
実際は虐げられて、青息吐息で人々が働いていた場所なのかもしれませんね。
多くの人が工場や廃墟に惹かれるのはなぜなのでしょう・・・。
昔、生まれるよりも前に、そういう場所にいたのだ
などと、夢想するのですが。
それとも、それもやはり形を変えた予感のようなものなのかも。
4日目は小樽を出て札幌に寄り、帰途につきました。
小樽も札幌も光がよかったです。
なぜかな、とちょっと考えてみたのですが、
東京などに比べて北に位置しているので
早い時間から夕方のような斜めの光線が街にあたり、
かといって昼過ぎにはまだ大気の浮遊物が少なくて
(朝より夕方のほうが赤く見えるのはそのためとか)
光が夕方ほど赤くならないため
独特の落ち着いた、人が微笑みながら内省しているような風景なのでは
と、自分でも怪しい理由を挙げてみたりして。
今度はもっとゆっくり滞在して写真を撮ってみたらおもしろいかも。
など、言いながら、ここでは携帯でほとんど写真を撮っていなかったのでした!
ジャンルを写真にしておいておかしいですね・・・。
小樽のガイドブック的写真

札幌(影が好き)

北海道大学(なんて贅沢なキャンパスライフ。憧れます。でも冬は大変?)

北海道旅行記おしまい
