詩と写真 *ミオ*

歩きながらちょっとした考えごとをするのが好きです。
日々に空いたポケットのような。そんな記録。

0記念日

2021年07月28日 | 雑記
ついに、アクセス件数が昨日0になってしまった!

ブログ開設以来、初!の快挙?
昨今のコロナ感染者数の増加と比べてなんという違い。

このところ、仕事とピアノにかまけてしまった。
詩もちょろちょろ書いてはいるのですが、詩誌に投稿することもサボりがち。

会社で毎月出している通信の身内向けコラムを書くことで、満たされてしまっているのかも。読んでいるのなんて、ほんの数人だろうし、他人が読んで面白いことを書けているのか自信はないけれども、不思議な楽しさがあって。大げさだけど、夢中になってしまう。

こういう、売り上げに全く貢献しないところに一生懸命になってしまうのが、いかにも仕事ができないヒト……。

最近お気に入りの曲。
クープランの『神秘のバリケード』。
意味不明のタイトルと言われているそうですが、私は……「気持ちわかるよ、クープラン」という感じ。勝手な解釈ですけど。







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たくさんの窓

2021年07月19日 | 
空ほどたくさんの角度から
窓という枠で切り取られているものはある?
それでいてすべてつながっていてひとつだ
ひとつ?と言えるのならば
ひとつ、と言うのならば
命もたったひとつ
土から切れ目なくつながっているひとつ
なのかもしれない
骨がいつまでも残っているのは
夜の街から消えない灯のようだ
不思議なものだ

どのようにわたしたち
色を得て形を得て
気持ちになったのだろうか
どのようにして灰になり
文字になっていくのだろうか
華やかなドレスもいずれ文字として崩れ
よみがえるのは
ひとりの思いの輝きの輪の中

足踏みしていると
スタンプスタンプ
馬になった気がする
走るのが得意な馬には土踏まずがない
歩くのが好きなわたしにはまだアーチ
残っている
どんなひともこの土の上で
時代の装いと共に生き
様々なアーチを描きながら
土の中へとマーチしていく
文字へ文字へと崩れながら

くたびれたわたしは
ひとまず時を忘れる
本がいつまでも二つのアーチ
つくっていられるように没頭する
文字の波間からたくさんの窓が
見えてくる
様々な身支度
整える腕、と引き締まった横顔
整わないこころのふるえる
ふいと目を遣るその先で
切り取られている空
たくさんの窓に切り取られている空
幸福ということばとは別の場所で
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