ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

大峯奥駈道の枝尾根を歩く 高塚山 奥駈道から枝尾根へ編

2021年11月28日 | 山 近畿 大峰山系

202111月21日日曜日 大峰山系

 

清明ノ尾から奥駈道に出た所からの続きです

 

 奥駈道出合(R309-90番分岐)1484m

 

奥駈道に出た所には、シロヤシオの木がある

季節には白い花を咲かせて楽しませてくれるが

今は眠りについているかのよう…

 

 

 分岐からすぐのピーク P1458

 奥崖道を行く

 八経ヶ岳・弥山・頂仙岳・鉄山

バリゴヤの頭

 

懐かしきバリゴヤの頭が見えてきた

以前登った時の事を思い出す・・・

また、行ってみたいと思うが

体力を取り戻してからになるだろう・・・

 

 アップダウンを繰り返す奥駈道

 

葉を落とした樹々は

明るい尾根道を演出し 展望を開け

常に大峰の山々が展開していく感じ!

 

見えていた山の更に右側の稜線が見えてきて

稲村岳山上ヶ岳も姿を現してきた

 

稲村岳

山上ヶ岳

 

大峯の山々に包まれて歩く気分だ

開けたらそこに大峰の面々が連なっているのだから

 

 ミヤコザサの道が一ノ垰へと導く

 しなの木出合の石標

しなの木出合(行者還トンネル西口への分岐) 1460m

 

奥駈道に出た所から、一ノ垰までの3分の2辺りに来た

ここは行者還トンネル西口への分岐

 

ただ ここがどうしてシナノ木出合というのかが気になる

シナノキの大木でもあるのかと思ったが

樹木の事はよく知らない私にはわからなかった・・・

 

たわわに延びる稜線の奥駈の道

ミヤコザサというよりヒメザサの方なのだろうか?

敷き詰められた青朽色の絨毯に残る道を辿って進む

 

 

 ヒメザサの草原?稜線上とは思えない

 ウラジロモミ

 ウラジロモミの幹

 

広い尾根のたわんだところに 囲炉裏端の様な跡があった

そこが一ノ垰の様だ

 

 第五十七靡 一ノ垰(多和とも書く)

 

第五十七靡(なびき) 一ノ垰(いちのたわ)

大峯三多和の一つ(三多和;一ノ多和(57) 船の多和(46) 金剛多和(6))
 
昔は避難小屋があったらしいが、今はその跡形もない

囲炉裏端にでも出来そうな穴が開いているだけ・・・

ちなみに 大峯奥駈道の靡きの順峯では多和と書かれている

また、たおともいう

 

峠と垰の違い

は登りつめてそこから下りになる場所 

字の如く山の上がり下がりの境目

 

は複数の山を結んだ尾根の間にある窪み 

いわば鞍部にあたる所で そこがたわんでいることをさす

 

 一ノ垰を通り過ぎて・・・

 少し進むと

 行者還トンネル東口分岐に出る

 

以前 白川又川から、奥剣又谷の沢登りをして

明星岳辺りから縦走してきてここに着いた。 

そして、又白川又川に戻るつもりでいたが

ここが凄いブッシュで道が分からず、

仕方なくトンネル東口に降りた・・・

 

その頃の様相とは全くう分岐に少し驚くチチだが

その時見つけられなかった道を 今回は難なく進む事になる

まさに、葯30年越しリベンジにもなる話だ

 

 今では想像もできない程、垰やか尾根だ

 迷う事の無い登山道

 

またまた 八経ヶ岳弥山が目の前に現れる

 

 奥崖道分岐

右側が奥駈道 真直ぐが上北山中学校目バス停 小谷林道方面

 

上北山温泉方面へと進む

 標識はしっかりと付いている

 ここから 下りとなる・・・

 どんどん下る事になる・・・

 

まだまだ 下るようだ

どこまで下るんだろうと思っていた矢先に

チチが言う・・・

 

ここは、登り返すんだよ・・・

 

・・・

 

愕然とした時だった・・・

そして 約20分ほど下っていく事に・・・

 

 どれだけ下るのだろう

 遠くの陰に辿り着けない

和佐又山

 

視界に 普賢岳山域の山が見え

端に円錐状の和佐又山が確認できた

そして・・・

 

 漸く登りになって間もなく・・・

P1380

 

P1380に着いた

ここからもアップダウンは続く

 

 薄っすらとみる目標のピーク

 

裸木の向こうに浮かぶピークの陰

あそこまで行くんだ・・・というチチの声に

気が遠くなりそうなほど距離を感じた

 

登っても登っても 見えている影はづかない

 

 年季いりの読めない標識

 ここから果てしない歩きの様に感じた

 

どこまで続く尾根なのだろう

どこまで歩けば辿り着けるのだろう

それ程長く長く感じる  時間が過ぎていく

 

 それでも登って登って

 また下る

 下ったと思ったら また登る

 それも登山道と表示している

 迷う事の無いように標識あり

 上北中学校前バス停方面へ登っていく

1418の分岐

 

やっと1418の分岐に着いた

 

ここから左右に別れる

 

が 小谷林道方面の三本栂 

が 高塚山方面

 

 

どちらを先に行く?とチチが問う

 

目的の高塚山に行く

 

そうだな 行こう!

 

ここまで辿り着くのに かなり歩いた気がした

時間が経ったように感じた

 

しかし 時計を見ると まだ9時25分だった・・・

行動するには十分の時間がある

まずは目的の山を踏んでから 状況を見ようと考えた

 

 

左側の高塚山を目指す

 

・・・その前に

 

 立ち寄っておこう!

P1418

 

1418のピークを踏んでから 高塚山を目指した

 

 

つづく

 

 

 


大峯奥駈道の枝尾根を歩く 高塚山 清明ノ尾編

2021年11月28日 | 山 近畿 大峰山系

202111月21日日曜日 大峰山系

 

国道309号線No90ポイントの鉄階段からの続きです

 

鉄階段を上り終えると

そこからは急な登りの山道となる

 

 奥駈道の枝尾根の枝尾根の登り

 

まずは 逢いたかったものを目指す事にしよう

それは清明ノ尾の出合にある

会いたいものの名前に由来する広場だ

 

支尾根の支尾根は 自然尾芸術品の品評会のようだ

多くの奇木や巨木が存在する

 触手のようなを延ばす木

 朽ちた母木から延びるたな木

 踊り出しそうな陽気な木

 洞窟の様な木 何かの棲家

 九十九折に登っていく

 落葉の道は柔らかくには優しい

 

見ていると楽しい樹木の間を登っていく

だけど急な勾配は我慢のしどころ 稜線に出るまでガンバだ!

 

 檜と2本の若いツガを九十九折に曲がる 

 尾根のラインが近づいてくる

 目の前に大木がたちはだかる

 

ど~~ん

このルートのシンボルツリー的な存在の巨木

存在力がすごい!

 

 

この木をよく見ると! 

ヒノキヤマグルマの木が合体した

複合体の大木となっている

自然の為す業なのだろう・・・すごい生命力だ

 

今回はこの木に会いたかった そしてもう一つ・・・

 

 大木から間もなく尾根に出る

大普賢岳と小普賢岳

大普賢の右側の尖がり帽子が和佐俣山

 

枝尾根から清明ノ尾の尾根に出ると

目の前の視界が開けた!

 

大峯の山々が連なって見えるようになる

そして間もなく タイタン広場に着いた

そう…朽ちたとはいえ

存在感のあるタイタンにも会いたかったのだ

 

 マツダE2500トラック

 

本当はまだ タイタンの名前の付いていないモデルだが

1967年1月に登場して、この地に放置された以降 

タイタン広場と呼ばれる由縁にとなっらしい

※ちなみに タイタン1号は1971年にでた

 

タイタン広場は 清明ノ尾と呼ばれる尾根にある

ここからその尾根を進んで 大峰奥駈道を目指す

 

清明ノ尾

 

歩き易い尾根道だ

奥駈道に出るまでにも急坂はあるが

登山道の歩き易さが助けてくれる

 

 奥駈道への最後の登り ガンバ!

 優しい色のが手招いている

大峯奥駈道の出合

弥山

中央の奥に頂仙岳 手前右のとんがり帽子の鉄山

 

大峯奥駈道に出ると

目の前に大峰山の面々が飛び込んでくる

ここから、 人とは無縁のような奥駈道を少しの間歩くが

季節的な関係で 今回は決して歩き難いルートとは思えなかった

 

 弥山の方向へまず進む

 

ただ…ただ… アップダウンがどこまでも続き

急なりと急なりを繰り返す事にはなる

 

しかし、そのしんどさよりも 奥深い神秘な鎮守の森の中

修験道の修業の道の一部を味わう楽しみの方が大きい

 

 

季節がら ミヤコザサの背丈が低く

整えられた芝生の広場の様な尾根道が続く

一ノ垰まではこのような、道が続き

葉を落とした裸木が視界を広げて明るくしてくれていた

 

八経~弥山~鉄山

 

つづく