2020年9月21日月曜日☀ 皆子山 東尾根~寺谷沢コースへ
皆子山
皆子山頂上からの続きです
頂上には 比較的早く着いた感じがする
急な登りも 道があると言う事は
こんなにも歩き易いものかと 改めて思った
道中の日差しは 木々に阻まれ
優しい木漏れ日となって降り注がれた
頂上では スポットライトの様な日差しに
思わず 木陰を探して休んだ
風が戦ぐ・・・それはすでに秋の風
ひんやりとした風に 襟元を少し閉じた
温かいものが欲しくなるほど少し寒い・・・
日向の方が良かったかな・・・?
時間に余裕がある事もあり お湯を沸かして
ラーメンとおにぎりで 早めの昼食を摂った
ジャンクションピークの所まで戻る
お腹も満足 ゆっくりできた
さぁ~ 戻ろう♪
通って来た分岐まで戻る事にする
再びあの 風雪に耐えた樹林帯を歩くが
往路の時とは違う雰囲気があり
木々の陰影が命を持つものの様に感じる
広げた枝葉の間から零れる
覗き込むように射す陽の光が 眩しい
頬を 撫でるように通り過ぎる風が 冷たい…
その冷たさを陽の光が温める
清々しい中に 季節の移り変わりを感じさせ
あれほど暑かった季節を遠ざけていくよう…
樹木の陰影が生き物のよう…
分岐点
J・Pを今度は右へ
東尾根から登って出てきた所とは違う入口?
向かって右・・・へと進むチチ
そこ 道があるの?
ピストンは余り好きではない!
周回する方が好きだ しかし ここは・・・
南東方向へと向かうと 枝葉が覆い
先が見えない・・・
道があるようには思えなかった
入口の先が見えない不安に 一瞬 躊躇するが
枝葉を押しのけるようにして 突っ込んでみれば
踏み跡があった
だが・・・
ゲッ!と
言いたくなるような 激下りが待っていた
朽ちたかけた標布テープが巻いていたので
一応 ルートはあるのだろう…
チチは 迷う事なく 落ちる勢いで下っていく
仕方が無い! ついて行かざるを得ない!
必死に木を掴んで下っていく!
寺谷入口?この先に道はあるの?
枝葉をかき分け突入!
オッと…道が!激下り!
東尾根のあの歩き易さは何処に…
楽して楽しめるとは思っていなかったが
やはり こんなルートだったか・・・ と
チチが選んだルートだと言う事を
忘れていた 甘い自分を 反省した
樹林帯の急勾配!
道はあるが脆い!落石注意!
も~ヤダ~と叫びたい!
急勾配の堕ちていくような下りは
源頭辺りまで続いた
途中 掴める木や木の根を掴んで下っていたが
掴みやすい所に薊が群生を成して咲いており
咄嗟に掴んだ手に 蜂の一撃の様な痛みが!
ぎゃ~ いた~い!
あいたた あいたたと叫びながら下る私をみて
さっさと下っていたチチが
この時ばかりは足を止めて 私の様子を見ながら
あはは
大笑いする…
笑いが止まらない様子に
恨めしや~
睨みをきかせてみるが 虚しく 薊に制される・・・
そうこうして 漸く谷沢に降り立つ・・・
だが 寺谷もまた 荒れていた・・・
ご勘弁を・・・
寺谷沢の源頭に降り立つ
薄暗い 荒れた沢・・・
大岩
沢だったり 巻き道だったり・・・
だけど 今回はハイキング気分で 登山靴!
沢靴を持ってくればよかったと思うほど
苔の付いた沢歩きは 気を緩める事が出来なかった
急斜面のトラバース
激下って沢床へ
登ったり 下ったり
荒れた谷間の道は ルーファンが 必要だった
何時しか 無言で チチの背中を追っていた
滑る渡渉 濡らしたくない!
錆びて読めない案内板?
朽ちた小屋は何の小屋?
幾たび現る 膝が泣く急勾配
小さな分岐?手作り標識
京都工芸繊維大学の山小舎への分岐で
登り返せば山小屋があるようだ
だが…もう…偵察に行く余裕は なくなっている
地図上で確認するだけにしておこう
また林道に着かないかと思いつつ
踏み跡を追う様に 急斜面を
トラバースしつつ 下っていく
ミヤマイラクサ
いた!
下っていくと イラクサが目に付く
場所によっては 群生になっている!
無造作に手を出せば チクリ!
痛い制裁を与えてくれる!
イラクサの刺は 薊の比ではない
暫くズンズンと痛みが続く…
用心していたのに 手が触れた
その時の 目が覚めるような痛みは
意外に長く続いてしまう
ミヤマイラクサは 避けるように
気を付けて下った
トラバースは 見た目以上に 歩き辛い
腐葉土の柔らかさは 膝によさげだが
踏み込むには脆く崩れやすい
急斜面では気が抜けない…
だから・・・
こんなトラバースは嫌いだ!
いつまでたっても慣れるものではない!
なのに なぜ 山に来る・・・
そんな自問自答をしつつ チチの後ろをついて歩く
底に堕ちる急斜面を下る
振り返って 急勾配の杉林
更に急になった斜面!
転げ落ちた方が 速いだろうと思いながらも
滑落を拒否するように必死に下る
すると眼下に沢の流れが近づく
分岐だ!
チチの声によく見ると 標識が目に留まった
林道巻き道入口?
漸く 林道巻き道の入口まで下って来た
だが・・・巻き道の入口?
ここをまた 登っていかなければならないのか?
チチに尋ねたところ チチも迷っているよう…
ここで渡渉するか 捲くか…
巻き道へは 登り返して 再び激下って 林道
渡渉は このまま沢を渉れば 林道
どちらにしようか どうしようか
悩んで 行ったり来たりを繰り返す
そして・・・
捲き道で行こうと決めて 登り返す事になった
しかし・・・
上から見える沢の流れ… どうも渉れそう・・・
それに 激下ったのに 登り返すのが嫌だった私
渡渉をしようよ 渉れそう!
渉れそうもなかったら
わたし…靴を脱いででも 渉る!
呆れ顔のチチ・・・
渉れるのか?
要は 私が原因のようだった
私の覚悟を知って 承知してくれたチチ
踵を返すように来た道を戻り
渡渉することになった
アキカラマツソウ
見た目より水量はあるが
見た目より 渉り易かった・・・
靴も脱がずに渉れて ホッとした
林道へ上がる
林道に出る
林道出合は 目と鼻の先だった♪
渡渉にしてよかった!
もう 激下りも 登り返しも…
嫌~なトラバースも無い!
の~んびりと林道歩きを しばらくすることになる
マツカゼソウ
チカラシバ
何の問題も無い林道歩き♪
樹林帯に延びる林道
言葉も何もいらない
ただ 黙って森林浴を楽しむ
渡って来た宮瀬橋
安曇川沿いの道に戻って来た
往路で渉った仲平橋が見える
周回して戻って来た形になる ここが終点♪
林道への入口は 鎖の車止めがされていた
村の人以外の出入りは禁止となっているよう
鎖で車止め 通行禁止?
平橋を過ぎて 国道に出る
国道367号線に出た
戻って来たよ さぁ 帰ろう~♪
今はコロナ禍の渦中にあり
汗を流すのも家に帰ってから!
このまま 立ち寄りも無く
一路 自宅へと車を走らせた・・・
山からの帰りの楽しみ・・・
温泉と外食・・・
いつになったら できるようになるのかな?
今日のお山で出会った人は 単独者と老夫婦2名・・・
まだ 当分 人の少ない 山歩き・・・となりそう…
帰りの楽しみもまた お預け状態が 続きそう・・・
終
最後まで お付き合いありがとうございます
段々秋めいて…というより 一気に寒くなって
このまま冬支度に入るのではないかと思うほど
朝夕冷え込みます そちらは如何ですか?
山も衣替えを早々にはじめ 眠りに着く準備も始めるのでは・・・
そんな感じがしてきます
季節の移り変わりは 世間の騒ぎなど無縁の様にマイペースですね
私も 最初は山に行く事に躊躇してしまいましたが
一旦足を踏み入れると その魅力に負けてしまいます(笑)
ただ…限られた山行のままです でも 行けるだけ幸せですね
Misa様も 計画を実行されては・・・
人の動きは気になりますが 山はいつもの通りに向かえてくれますよ
お山のお話が聞けたら嬉しいです
コメントありがとうございます
関東の方は天候がぐずつく日が続いており、スカッとした青空の写真…やわらかな木漏れ日の写真もたくさ~ん♪、ありがとうございます。写真ではなかなか伝え切れない高度感。。。渡渉もあり盛沢山でしたね(笑)。来週末こそは、わたしも秋晴れの中、高尾~陣馬間を歩く計画を立てます!『行かなくちゃっ!』そんな気持ちにさせられました、今回も。。。再度、ありがとうございます。