2022年4月9日(日)快晴 立梅~烏岳~西岡山
大日さんから波多瀬側下り口の標識を確認して
西岡山経由で波多瀬側に下る予定だ!
標識もしっかりついていて
登山道も整備されており
これからもルンルン気分で歩けると・・・
次の二つ目の鉄塔に出るまでは そう思っていた
二つ目の鉄塔
少し細くなった尾根道を進んで行くと
目の前に 今回二つ目の鉄塔が現る
鉄塔手前で道を発見するが…
鉄塔を見て右側に
こちらですよ~と誘う様に、道がある!
波多瀬へと下る道の様だが!
ここがルートコース?・・・と思ったものの
地図確認をすると、腑に落ちない・・・
その時チチが、地図確認しながらポツリと言う
西岡山へは尾根伝いだ・・・
ここじゃない!
目指すは、西岡山なのだ・・・
ここは地図と外れているが、東コースで下る道の様だ・・・
しかし・・・
鉄塔の周りを探すが、その道以外
道らしきものが見当たらない・・・
また、チチが言う
尾根を歩くのだから、こっちだ!
行くぞ!
えっ?
入口が分からない…踏み跡ないよ・・・
鉄塔を通り過ぎて
その先の樹林帯の中に消えるチチ・・・
樹林の中に入るチチ
入口は灌木の覆われ 踏み跡すら見えなかったが
樹林帯の中に飛び込むと 尾根の形が分かった!
しかし、ここからは
地図上の道の形跡は少しあるものの
踏み跡も殆ど無くなり、特に支尾根に迷い込まないように
ルーファンしながら歩かねばならないようだ
どうも このルートは・・・
一部の愛好家の方が訪れるぐらいの所らしい・・・
チチの好みのルートだ!
ある意味、楽しいコースだが
チチは忙しくなり、私は必死でついて行く事になりそうだ
樹林帯の中を抜けると、痩せ尾根が続く
だが、ここはまだ、迷いそうな箇所は無い!
登っては下り・・・
下っては登り・・・
支尾根に紛れ込まないように…
急な下りに用心しながら・・・
樹間から山容を確認しつつ・・・!
尾根を歩けばいい・・・では済まない
チチが時々足を止めて、地図とコンパスで確認していく
朽ちた標布が地面に散らばっているのは見かけるが
踏み跡も、標布も殆ど見当たらない・・・
だが、チチ曰くは、標布はあるよ!という・・・
私的には、どこに?と言いたい・・・
木に巻かれたピンクのテープ
木に巻かれたピンクのテープを、幾つも見る
チチは、それは、山の標布ではないという・・・
山の標布ではないと どうして判るのか?
私には紛らわしく判らない・・・
植林の木にはテープが巻かれている木がある
これは 国土地理院の調査の際に、
境界線や山の稜線などをの目印としてピンクのテープを付けたり
間伐予定、もしくは、植林した樹木を誤って間伐しないように
印としてテープをつけたものだが
そのピンクのテープが 登山道にある標布と間違えやすい事がある
植林の中では、広葉樹などの自然林や、枯木や切り株に結ばれた
テープなどを確認する方が、まだ標布としての可能性が高い
基本尾根道を行くが・・・
小さな分岐がいくつかあり
踏み跡の様な道・・・
いわば獣道に紛れ込まれそうになるが
基本、尾根道を歩く!
急登り、激下りは付きものの
樹林帯の開けぬ尾根道はどこまで続く・・・?
ふ~っ!この急登は何度目か…?
…ん?チチの足が止まった!
おっ! 着いた?
西岡山 最高点 373m
森の小さな最高点
標高373mだけど 随分遠くまで来た気分だ…
樹林に囲まれたそこに展望は無いが
林冠から覗く空の青さが眩しかった
西岡山は双耳峰の様だ
ここは南峰の最高峰!
北峰に三角点が有るらしい
では、早速、北峰に移動しよう
長い下りが待っていた
西岡山北峰を望む
また、勿体ないほど下っていく
急な坂には変わりなく
樹木の間から覗く北峰を見ながら
登り返しの事をついつい考えてしまう・・・
北峰へ向かう
やっぱり 登り返しはきつい
おっ! 着いた!
三角点
西岡山北峰と三角点 367.8m
北峰は更に樹林に包まれ 展望は無い!
早々に尾根伝いに下って行く事にした
そしてここからもまた、標識や踏み跡は無く
地図と地形を確認しながら、コンパスを頼りに下っていく
広い樹林帯は迷い易い迷路!
降れば下るほどに道が無い!
急坂の小石のザレが滑る
とにかくチチの後を追って下る…下る
水路と道が見えてきたぞ!
チチの声にハッとして、目線を少し遠くに移すと
立梅用水路が見えてきた!
漸く辿り着いた安堵感が湧いてきたが
水路が通せんぼしているようにも思えた
ある一定の間隔で、石の小さな橋が掛けられている様だ
その橋の所に向かって下って、水路を渉る
水路には柵がされており、簡易のカギがされているため
自分で開けて道路に出る
その後はきちんと
カギを掛けておくことを忘れてはならない
水路を渉って、柵の扉を閉じた時
漸く、今回の予定行程を終えた気持ちになった♪
ただいま…と水路の柵を開く
立梅様子路を渉ってほっとする
近畿自然歩道
これで駐車場までテクテクと歩くだけ・・・と思った
このまま、舗装道路を歩いて帰るだけ・・・と安堵した
樹林帯の中の自然道
ホッとすると、気持ちも緩み 少し足を休めてから、
自然豊かに路肩を飾る春の草花を楽しみながら
リバーサイト茶倉を目指して歩きだした
緑ハコベ
ジロボウエンゴサク
ムラサキケマン
キランソウ
シロバナタンポポ
オランダミミナグサ
タチツボスミレ
ショカツサイ
オオイヌノフグリ
キュウリグサ
ジャガ
シキミ
ちとせばしを渉って国道へ
櫛田川
烏岳と歩いた尾根 西岡山を望む
近畿自然歩道から 国道に出てからも、
リバーサイト茶倉に向かうだけ…と ただ只管歩いた
何事も無く、国道を歩けばいい…と ただ思って歩いた
国道を歩いていが・・・
地理院地図通りに歩いたら、遊歩道の名残を見つけたチチ
突然、国道から離れて
地図に載っている遊歩道の方へと向かった
ど・・・何処に行くの~
しかし、あるはずの遊歩道は、災害で寸断されたようで
道は突然切れた!
さぁ どうする?
引き返して国道をあるこう~♪
だが 私の思惑とは裏腹に
意を決して篠竹の藪に突入するチチ!
ゲッ!
嘘でしょう~
漸く何事も無く帰れると思っていたのに・・・・
篠竹の藪に突入するチチ!
ひぇ~何か飛んでる~!鼻炎悪化!
藪を抜けて竹林に出たけど・・・
櫛田川
笹藪や竹林から抜け出た時はホッとしたが
櫛田川が阻んで、帰れない
川の向こうはリバーサイト茶倉
もう、目と鼻の先なのに
渉る個所も無く 橋もない・・・
頭上に見える茶倉橋は・・・
遠いよ・・・
茶倉橋
対岸で遊んでいた一般のお方・・・
藪から飛び出した私たちを一斉に見つめる
その目は不審者扱いの様な目線だった・・・
でも 気にしてはいられない
対岸に渡らねばならない・・・さて、どうする?
今更、頭上高くある橋に戻るのも・・・
崖を攀じ登る気力は もうない!
幸い水量も、流速も 水深も
渡渉できるレベルだ・・・
ここは迷わず 渡渉を選択・・・
さっさと靴を脱いで水の中に入る・・・と
またまた、不審者を見る目線が集中する
世間の冷たい視線なんて無視! 無視!
浅瀬のいい場所を選んで渡渉
普段に無く、チチより先に水に入る私♪
夏の様な暑さの今日は 水が気持ちがいい~
チチも靴を脱いで渡渉♪
川を渡れば、リバーサイト茶倉だ
階段の上がキャンプ場と駐車場だ!
帰り着いたら車が増えていた!
最後の最後まで、気がゆるめない
小さなお山の冒険が終った
来たこともないお山は
幼い頃の自分に戻させてくれた♪
小さなお山は、面白かったが、
危険も背中合わせであった・・・
チチがいてくれたから無事に帰れたが
軽く見ると痛い思いをする事になるだろう・・・
今日はリアルに楽しんだ1日となった
終
最後までお付き合い下さってありがとうございます
それにしても春の花はなんてカワイイんでしょうね
ボクも子どもとの公園遊びで花を見つけてはウットリしています
川を裸足で渡るのは、絵ヅラ的にはエエんですが…
重い荷物を背負ってると思いのほか足に来るんですよね^^;
昔、大峰奥駈道の最後に、伝統にのっとって渡渉しましたが痛かったです^^;
バリエーション豊かで面白かったですよ(笑)
渡渉の絵ずらは良かったですか?(笑)良かった♪
自然の足つぼでしたよ
それよりも、滑りやすく冷や冷やでしたが・・・
比較的水量が少なく穏やかだったので、助かりました
大峯奥崖・・・あの山域での渡渉ですか・・・
大変でしたでしょう!
ただ、きっとmatsunoridaさんと私の脂肪の厚さが違うので
痛みの度合いは違うかも・・・
私は、足裏の脂肪に守られていますから(爆笑)
これからの季節、春の花に楽しませて頂けますね
今日は金剛山に行ってました
ニリンソウの群生はまだですが、蕾がいっぱいで、
もうすぐ咲きそうです
楽しみになってきます
コメントをありがとうございます