チチと山に行けなくなって
ついつい、独りという気持ちが、
積極的な山歩きに陰を差す
その為、いつもの金剛山で いつも同じコース
だけど、
金剛山のカトラ谷の事が気になっていた
好きなコースの一つだが
最近の豪雨の影響で、その周辺に
大きな崩れがあったと聞いて
ジッとしていられなくなり 出かけてみた
いつの間にか、変わってしまった
まつまさの通り
ユキノシタ
正面にあった高城茶屋の面影はもうない
汚れた登山靴を洗っていた水場は
右側に移動しており、
すっきりしていると言えばそうとも言えるが
なんとも、寂しいく感じるのは私だけか・・・?
石垣に咲くユキノシタだけは変わらず
群生を成すように咲いていた
独り山歩きは、ある意味
のんびりとした時間が出来る
自分だけの空間を作って、自分のペースで登れる
だけど、ふと目を向けた所に
チチの姿が無いのは・・・やはり寂しかった
カトラ谷の分岐
分岐を右手側に進むと
鬱蒼と茂った草木に囲まれた道が
所々荒れているのが目に付くようになる
プチ崖崩れ?
崩れて流れてきた土砂に塞がれた道
だけど、人はそこを越えようとする
踏み跡は、二人三人と増えるにつれ再び道となる
心配する事はないかも・・・
カトラ谷へ入った人は意外に多い
そんな 安堵感が少し湧く
荒れている所はあるが
カトラ谷は変わらずカトラ谷!
季節の移り変わりに添って
草木が多い茂り 夏の様相を濃くし始めていた
最初の小さな滝に着いた
今日は少し水量も多く
心地良いしぶきが飛んでくる
最初の小滝
いつものように、左岸の方から
滝と並ぶように登っていく
登山道は以前とは変わっているものの
しっかりと道はできており
歩くのに問題は然程感じない
しばらく沢沿いに小さな渡渉を繰り返し
右岸左岸と移動しながら進むと 樹間から
三ノ滝が姿を現す
水の量は多く
流れてきた岩などが溜まって
どこか以前の様子とは違って見える様な・・・
チチが一緒だったら、この滝のルートを
アレコレと話していた事だろう・・・
今は、滝の落ちる音だけを聞きながら
歩を進めていく
滝の上の沢
トラバースの道
トラバースの所に来た!
しっかりと整備されているお陰で、歩けない事はない!
しかし、以前あった木橋は完全に無くなっていた
気は許せないので、
足場をしっかりと確認しながら歩く
ウワバミソウの雌花
ウワバミソウの雄花
サワギク
ミゾホオズキ
ギンバイソウの蕾
トラバースを終えてヤレヤレ・・・
ハシゴの所までやってきた!
・・・が
はしごは残っていた・・・
形は・・・辛うじて残っている?
だけど、なんだかすっきりしている?
ありゃりゃ!
谷側が崩れたようだ
梯子に足を掛けるのに勇気がいったけど
まだ、しっかりと助けてくれる存在だった ありがとう~
だけど、ここからが、本番の様だ
カトラ谷の様相がガラリと変わっていった
崩れた崖
倒された樹々
倒枝や倒木のトンネルを潜り
足場と頭上に注意しながら進む
倒木に道を塞がれても何のその
倒木が手すりの役目をしてくれる
カットされた枝元が 調度良い!
まるで介護用品みたいに優しくフィットする
私にとっては救いの倒木である
ここを過ぎれば水場があるはずだが・・・
荒れてるね~!
水場は健在!
いつもの堰の所に出た
右岸に移動してロープの垂れている方から登る・・・が
以前より登り易くなっている様な・・・
災害の影響をもろに受けているようだが
反対に斜面が緩くなって
登り易くなっているように感じた
堰堤の上から
新緑から、日焼けしたように濃くなった樹林帯
その林冠から覗く空の青さが清々しい!
梅雨である事を忘れさせてくれた
つづく
ご訪問ありがとうございます
いつもの如く、長くなってしまいました
一旦ここで切らせて頂きたいと思います
続きはまた後日・・・
カトラ谷の事はアネックスの方で読ませてもらっていましたが…
それにしてもすごい豪雨だったのがうかがえますね…
近頃は『しとしとぴっちゃん』なんて歌詞のような雨は少なく…
どっさり降って爪痕を残していくのが多いように思います
それにしても久しぶりの金剛山系の自然に癒されました^^
白くて波波のアスファルトも懐かしいです(苦笑)
続きに期待です☆
カトラ谷が心配でしたが、中々行く事ができず
今年はお花畑も行けずじまい
年々ひどくなる雨の様相にあちらこちらで被害が続出!山頂付近も怪しげです
色々な道が出来る分、山自体は、弱ってきているのでしょうか・・・
しかし、金剛山は金剛山ですね。人々から親しまれる山だとつくづく思いました♪
matsunoridaさんの近辺は大丈夫ですか?
新しい所でのご活躍 応援しております♪