ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

金剛山 釜道からセトコース

2022年02月13日 | 山 近畿 金剛・葛城

今年もまた、厳しい年明けになった

コロナ禍が続く中 私の体調も今一つ・・・

年明けから喘息発作が続き 不整脈も出てきて

雪山へのチャンスを見送ってきた

 

体力どんどんちていった

だけど諦める事はない・・・

もうだめか・・・と思っても 

山への気持ちは消えない

 

また少しずつ、行動を起こし始める

今年2回目の金剛山・・・

金剛山だった

雪は無かったが、天然スケートリング状になって

アイゼン無しでは歩けなかった・・・

 

1月29日の金剛山での事… 

 

今回は白い衣を羽織った

金剛山に会えるのだろうか・・・・

少しワクワクしながら、

いつもの如く 人の少ないコースと

早朝の時間帯をねらって金剛山に向かった

 

2022年2月11日(金)晴れ

金剛山 釜道コースからセと周り

 

 (旧)まつまさ通

 

まだ暗い金剛登山口豊田駐車場を出たのは

6時を回った頃 

人の姿は疎らだった・・・

舗装道路の道は冷たく続くが雪は無い・・・

山は眠っているかのように静かだ

うっすらと蒼く白けだす空が

暗い森の影の向こうで夜明けの準備をしていた

 

 

雪は無いのかな?

林冠の向こうにみる空を見上げながら 溜息一つ

冷たい空気がマスク越しに凍み込んできた

喘息は大丈夫そうだ・・・

軽い喘鳴は残るが 今日は登れそう・・・

 

 車止めのゲートを越えて雪はなし?

 あれ?何やら白いものが・・・!

 

先の橋を渡って黒栂谷道方面へ向かう道は

一変していた・・・

 

 オイオイ…凍っているよ!

 

アイゼンは少し様子を見てからということになり

路肩の土の部分を歩いて 釜道取付きへと向かう

 

今回も雪ではなく の世界になるのかな?

しかし・・・

 

 取付きには はなし!

 

釜道ルートは 激登りから始まる

ここが凍っていない事が救われた!

 

 急登の取付きガンバだ!

 目覚めていく山道にいものが!

 明るくなって、景色は変わり出す

 

ここからも、な登りには変わりない 

 

アイゼンを着けよう・・・

見兼ねたチチが声を掛けてくれた

 

助かった・・・

キックステップで歩くのは疲れる

凍った雪面は、容赦なく

体力の消耗を増加させ、今の私には堪えた

 

高木の並ぶ樹林帯 ふと見上げると

林冠から覗く空の冷たさ・・・

今日は天気に恵まれているはずなのに 

青空が見えてこない・・・

地面の凍った雪を踏みしめて ひたすら急登を登っていく

 

 陽を遮断したような樹林帯

 寒そうに垂れるミヤコザサ

 雪を被った階段は登り易い!

 樹間に見えるは大日岳?

 

景色が変わってきた尾根道

ワクワクしてくる♪

 

人に出会う事なく

眠る森の微かな息を聞いている様な

静かな 静かな山を愉しむ♪

 

 樹林の中は薄暗く、蒼い雪道が誘う

 雪の量が増えてきた♪

 

おお~! 雪景色だ!

 

山頂付近になると 一気に景色は変わった

真っ白とはいかないまでも 素晴らしい~♪

冬の花は 6~7分咲といったところだろうか?

でも見事なものだった 

足が止まり暫し見とれた・・・っと

 

この寒々しい森の中で 小鳥が鳴いていた

 

冬景色と化した山の山間に響く鳥の声

何の鳥かはわからない

だけど聞いていると面白い

 

 

チョキ チョキ チョキ・・・と聞こえた

私は グ~ グ~ グ~・・・と返した

 

今度は

(ぴや~) ぱ~(ぴや~)・・・と聞こえた

私は チョキ チョキ・・・と返した

 

 

じゃんけん感覚で楽しんだ・・・

しかし、さすがに

グ~グ~となく小鳥はいない様だ

グ~グ~は私のお腹だけか・・・

 

何か口に入れよう・・・

飴を舐めた・・・

 

ポツンとヤドリギ

 

今日は天気がいいはずだが、まだ空は笑わない

白いベールを広げて わずかな霧氷同化する

 

 六地蔵尾根の冬道を楽しんで

 六地蔵様も寒そう・・・

 

白髪頭になった樹

無数に延びる枝の先に芸術性が見えてくる♪

 

 小さなエビの尻尾 可愛い~♪

 倒木も白いオブジェと化す

 

雪山ハイクが楽しめる♪

いい~♪ いい~♪ 来て良かった~♪

 

 カトラ谷道分岐

 

カトラ谷方面への足跡は無かった・・・

ここを右に曲がれば 頂上広場に着く

頂上はもう目の前だ!

 

金剛山山頂

 

8時のライブカメラ前の人は少なかったのだろう・・・

1分ずらして着いてみたが

ライブカメラの前に人はいなかった!

広場には 数名の登山者がいたが

各々の休憩を取っていただけだ

 

今日は、景色は望めない

ここは早々に退散!

写真だけを撮って 広場へと移動した

 

 誰もいない山頂広場

 初の東屋利用

 

こんな静かな金剛山頂は珍しいが

時期的なものか、時間的なものか、条件が良かったのか 

人の姿はなく、広がる広場に時間すら留まる・・・

 

ゆっくりできそうだ・・・った

 

だが 寒すぎて 寒すぎて・・・

ゆっくりと過ごすことが出来なかった

行動食を摂って 早々に立ち去った・・・

 

 恒例のカマクラが成長している

 茶屋の裏屋根の痩せての鋭い氷柱

 茶屋の裏通り…時が遡った感じがする…

 セトに向かう

 青崩道・水分道へ向かう

 

早朝のためか 天気に恵まれるはずの今日は

期待外れの空模様・・・

夜が明けても 青空は見られず

霧氷もッとしない・・・

 

それでも冬山を楽しめた事は幸運だ…

半ば諦めるように慰めていた・・・すると

 

お~っ!

 

 

開かれた林冠の先に広がる青

吸い込まれるような青に 一気に気持ちは昇天した!

 

 大阪側の開けた尾根

 

静かに山々が目覚め、活気を取り戻す様子を

目の当たりにした感じだ!

 

 

輝く樹冠 命の目覚めの様な

何とも言えない美しさに目を奪われた

 

 

樹木の間から差し伸べる日差しが

優し気に笑っているようだ

 

 朝陽に送られセトへ下る

 セトから黒栂谷道へ下る

 もう少しがあると楽な

 急登の下りをもうひと踏ん張り

 ヤレヤレいた・・・けど

 

黒栂谷道のコンクリート道に出たけれど

ツルッツル! ここはの下り道

気を許してアイゼンを外せば 凍った道餌食に!

 

まだ アイゼンは外せません!

 

 カトラ谷出合

 アイゼンを外そうか迷うが・・・

 

まだまだ外すと面倒だ・・・

あの取付き点付近は 凍ったままだろう・・・

 

まだまだ アイゼンは外せません

 

ほらっ!  

 

 

バッリバリ!

 

 

アイゼンさまさまと

ザクザクを立てて下っていく

 

 落ち葉や落ち木の氷漬け

 9:36 ゲートに着いた

 

9時を過ぎた頃だったか

登って来られる人の数が尋常ではなかった

 

その証拠に 駐車場に着いた時は、

旧まつまさの駐車場も豊田駐車場も満車

離れた駐車場から歩いて来られる登山者も見られた

今日の登山者は出だしはやや遅かったけど 多そうだ!

 

金剛山は賑やかになるっているのだろう・・・

早朝に出掛けて正解だったのかもしれない・・・

 

高城茶屋の横の水場で 靴を洗っていると

またまた多くの団体さんを見かけた

かなりの人数だ 

急いで駐車場に戻ったのは言うまでもない!

 

 

コースタイム

6:10 金剛登山口豊田駐車場 → 6:35 釜道取付き → 8:02 金剛山1125m 8:10 → 8:45 セト 黒栂谷道 → 9:36 車止めゲート 9:50 金剛登山口豊田駐車場

 

 

最後までお付き合いありがとうございます



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2 コメント

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Unknown (mituhouse)
2022-02-14 08:06:11
matsunorida様
おはようございます♪
体調は様子を見ながら 順調の方だと思います
元々、持病が幾つかあって、色々とドクターストップが掛かる事も多いのですが
全く無視する、悪い患者です(笑)
心遣いありがとうございます♪

金剛山は低くても、冬のお山を素敵に演出してくれるお山ですよね
氷瀑も素晴らしいものがありましたよ♪
少しでも、楽しめて頂けたのでしたら とても嬉しいです
ではでは、まだまだ色々と大変な世の中ですが
気を付けてご自愛くださいませね♪
ご訪問とコメントありがとうございます
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Unknown (matsunorida)
2022-02-13 23:25:03
ミッちゃん こんばんは^^ 

体調大丈夫ですか?
今年も2月いっぱいは寒い日が続くみたいですね
冷たい空気を吸い込みすぎないように 氣をつけてくださいね

それにしても 厳冬期の白銀の金剛山
いや~ よい目の保養になりました^^
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