明日の卒業式を前に早々と息子が机周りを整理し始めて、
本棚から私のアルバムを見つけました。
そのアルバムは学生時代の後半と新卒の頃のもの。
彼に新しい始まりがあるように、私にもこんな始まりの時期が
ありました。
新卒採用の春。22ですね。(ちなみに私は真ん中です)
私も病院もはじめたて。
笑ってやり過ごさなければとてもやっていけないような深刻な
日々が過ぎる大学病院という場所で、出来る最大限の仕事を
しながらも、出来る範囲の狭さや、チーム医療の限界に立ち向
かっては挫折した日々。
嘘をついたり、隠し事をしたり、自分のことなのに本当のことを
知らせることの出来ない、心残り、無念の死の数々を看取って
いた。
懐かしいけれど、もう戻りたくない最悪の医療の日々。
「青い」時代に感じたジレンマを、ずっと課題として生きてきた
数十年。何につながるともわからなかったけれど、今、少しずつ
光が見えたように感じています。
全体医療や代替医療や、さまざまな治療療法の出現と失敗を繰り返し
ながら、やがて
「治療の主役は病者本人である」
という一番大切なことを、病気の本人と、手助けする立場の医療
従事者たちが、本当の意味でわかってくること。
そこからすべてが始まる、私が夢見ていた形。
もちろん、それを表現できない人たちもたくさんいます。
それでもその中心に存在しているのだという意識で、家族、医療
従事者すべてが真剣に向かいあい、考えていくことで、その代わ
りは出来ると思います。
ただ目の前の仕事に全力を尽くしていた懐かしい春です。
本棚から私のアルバムを見つけました。
そのアルバムは学生時代の後半と新卒の頃のもの。
彼に新しい始まりがあるように、私にもこんな始まりの時期が
ありました。
新卒採用の春。22ですね。(ちなみに私は真ん中です)
私も病院もはじめたて。
笑ってやり過ごさなければとてもやっていけないような深刻な
日々が過ぎる大学病院という場所で、出来る最大限の仕事を
しながらも、出来る範囲の狭さや、チーム医療の限界に立ち向
かっては挫折した日々。
嘘をついたり、隠し事をしたり、自分のことなのに本当のことを
知らせることの出来ない、心残り、無念の死の数々を看取って
いた。
懐かしいけれど、もう戻りたくない最悪の医療の日々。
「青い」時代に感じたジレンマを、ずっと課題として生きてきた
数十年。何につながるともわからなかったけれど、今、少しずつ
光が見えたように感じています。
全体医療や代替医療や、さまざまな治療療法の出現と失敗を繰り返し
ながら、やがて
「治療の主役は病者本人である」
という一番大切なことを、病気の本人と、手助けする立場の医療
従事者たちが、本当の意味でわかってくること。
そこからすべてが始まる、私が夢見ていた形。
もちろん、それを表現できない人たちもたくさんいます。
それでもその中心に存在しているのだという意識で、家族、医療
従事者すべてが真剣に向かいあい、考えていくことで、その代わ
りは出来ると思います。
ただ目の前の仕事に全力を尽くしていた懐かしい春です。