息子①

人間って自我の部分が歳を取るわけじゃないから、自分ではどれくらい
地上年齢で年取っているのか鏡を見ただけじゃぴんとこない。
でも、子供たちを年賀状の為に写真に取ると、自分の年齢と言うものが
やけに客観的に迫ってくるんだなぁ。

思春期の子供たちの体の周囲を巡る若いエネルギーの動きの生き生きとした
光には時々目を細めたくなるような輝きが見える。
この写真を見て、コレを産んでますけど、私は若いです。って言う事は
ありえない・・・(笑)

人間は生まれたその瞬間から細胞は日々死へ向かっていて、物質的肉体
は失っていくものの方がはるかに多いのだもの。

でも、私は５歳の時の自分や１９の時自分より、はるかに今の自分の方が
好きだし、楽に呼吸して生きていて、そして幸せ。

だから生きているって面白いのよね。
これからだってどんな事がめぐってくるかわからないんだし、どんな人と
めぐり合うのかもわからないってことは楽しみでもある。

そういう経験の喜びが体からにじみ出てくるような、そんな年寄りを目指して
頑張っちゃおう。

こんな風に年取れるんならもうちょっと頑張ろうかなっーて若い人に思って
もらえたら最高だもんね。

と思う新年なのでした。