話して~♪

私の話も、あなたの話も

イチョウ葉

2007-06-17 21:16:40 | 花日記 
 上野の美術館で受胎告知を見た。
 ガブリエルが言った。
 「おめでとう。あなたは神と共にあります。」

 私の宿したものはイエスではないけれど
 私のところに知らせがあって

 その瞬間、私の全てはマリアのように清らかだったし
 小さな命は神様と共にあると感じられた

 どんな妊婦も神様の祝福があると
 守る天使がいてくれていると
 信じられた瞬間があったことを
 絵を見て思い出した

 上野の森のイチョウも小さな命を抱いていた
 可愛い幼子を

 夏になろうとしている
 















 そして同時に

 18歳の女の子が学校のトイレで出産し手をかけた事件を思いました。
 
 無知で未熟な彼女が赤ちゃんを殺すときに迷いがなかったとしても
 その事実は永遠にその手から消えることはないでしょう。
 生きられなかった赤ちゃんが彼女の頭から消えることはないでしょう。
 何もかもがわかったとき、彼女自身を誰が守ってくれるのでしょう。
 自分自身をどうやって許してあげましょう。
 
 これから彼女は罪と向き合います。
 未成年である彼女に、支えがあるでしょうか。親は、愛してあげて
 いるでしょうか。再び子供を生めるでしょうか。
 たった一人の事件は、たった一人の問題ではありません。
 
 見たこともないその子の行いが、私たち守るべき大人全員に問題を
 投げかけていました。