9月にいろいろあり過ぎて、8月末の大雨脱輪事件以来日記を書くこともできなかったんやけど、立て続けにもう一つの事件が起きていました。
ベランダロックアウト…
洗濯物を干そうとベランダに出て、タローちゃんが出てこないように網戸を閉めて、ものの数十秒後に戻ろうとしたら…
ガラス戸が閉まっていて、鍵までかかっていた(ガラス越しにこちらを見つめるタローちゃん)。
数日前に、夫が私がベランダに出ている間にタローちゃんが鍵をかけようとしているのを目撃したらしく、「いよいよ気をつけないと」と話した矢先の出来事でした。
気づいた瞬間震えたー。
冷静に楽しげにタローちゃんに鍵を開けてくれるように頼んでみたけど、力ずくで鍵を下げようとするものの、横のつまみを上げながらしか開錠できないタイプなので、開けられず。
スマホなし、我が家は2階、炎天下のベランダ、1歳児が一人で室内。
身の毛がよだつとはまさにこのこと。
すぐに雨どいをつたって下へ降りようかと思ったけど(全く恐怖を感じなかった)、降りたところでタローちゃんの様子も見れなくなるしどうしようもないので、まずはお隣さんに助けを求めることに。
ベランダ越しに覗き込んだらエアコンの室外機が動いていたので叫んだ。
「すみませーん!隣の〇〇です!すみませーん!」
しばらく経って訝しげに出てきてくれたのが、お隣さんとまさかの「初めまして」。
タローちゃんには「ママ帰ってくるから、モピちゃんとゴリくん(大きめのぬいぐるみたち)と遊んでてね」と笑顔で伝えてバイバイ。
かくかくしかじか状況を説明してベランダから入れてもらって(柵によじ登って渡ったけどこの時も恐怖を感じなかった)、携帯電話を借りて夫に電話するも仕事中で繋がらず。
不動産屋さんにかけようにもどこにかけたらいいのかわからずネット検索してかけたけど(我が家はシャーメゾンなので積水ハウス)、「ここではない」とたらい回され、その度にナビダイヤルでオペレーターに繋がるまで待って、さらに個人情報を一から伝えて…というやり取りにイライライライラ。
オペレーターが繋がるのを待つ間にお隣さんとお互いの自己紹介など。
お隣には小さなかわいい女の子がいて、聞けばタローちゃんと同級生。
実家の父まで巻き込んで、鍵屋さんが見つかったとの連絡をもらったのが閉め出されてから1時間後。
鍵屋さんが到着するまで自分の家のベランダに戻って、ひたすらイナイイナイバァや左右に変顔&変な動きで移動するなどしてタローちゃんをあやし続けた(炎天下のベランダで熱中症の危険を感じた)。
タローちゃんはそんな私を見て笑いながらも、時々我に返ったように、「ママこっちくる!なかはいる!」と眉毛をハの字にして鍵を開けようとしながら懇願してた。
その後そろそろ鍵屋さんが到着するかもしれない時間になってきたので、再びお隣さんの家を通らせてもらって家の前で待つことに。
その時ベランダを離れる時だけは「ママー!(涙)」というタローちゃんの泣き声が聞こえて辛かった。
鍵屋さんが到着して相談すると、新しいアパートでセキュリティがしっかりしているので、玄関の鍵は壊さないと開けられないとのこと。
開ける作業代として8万、さらに修理費用もかかることになるだろう、と。
ベランダの鍵であれば4万円なので、そちらでチャレンジすることに。
8万+α!?
4万!?
さすがにギョッとしたけど、致し方ないこと。
ベランダからチャレンジしようとお隣さんの家を通って自分の家のベランダに到着したところで夫からお隣さんの電話に着信。
15分で帰ってくるとのこと。
鍵屋さんは今まさにベランダで作業を開始しようとしているところやったけど、夫が帰ってくることを伝えると、キャンセルってことにして出張費用だけでいいと言ってくれた。
が、しかし!
「すぐ旦那さん帰ってこれるならキャンセルでいいんですけど、中に子どもがいるのに『じゃあ帰ります』ってわけにはいかないので、僕が勝手に作業続けます。先に開いたらそっちの方がいいでしょ?」って。
かっこよすぎー!!
そうこうしているうちにベランダの鍵がガチャっと開いて(外からでも特殊な器具を使えばガラスを割らずに開けられるなんて衝撃の事実)、中に入れたのが閉め出されてから約2時間後。
中に入ると、
窓際の巨大クッションでタローちゃんは寝落ちていました。
いろんなところからいろんなものを持ってきて、一人で遊び尽くした形跡が愛おしかった。
おつかれさま。
一人でよくがんばったね。
鍵屋のお兄さんには出張代と飲み物代を渡して感謝の気持ちを伝えた。
そして昼休みに自転車をぶっ飛ばして帰ってきてくれた夫にも感謝。
・・・
しっかり寝て起きた後は何事もなかったかのようにモリモリお昼ごはんを食べた。
その後も家にいるよりできるだけ賑やかな場所で過ごそうとすきっぷへ。
事件の話を聞いてくれたスタッフさんがタローちゃんが喜ぶように大好きな「おべんとうバス」の拡大絵本を読んでくれた。
突然のベランダからの救助要請に優しく対応してくれたお隣さんには、夕方改めて玄関から訪問し、電話代をお支払いしてシャインマスカットをお渡しして感謝の気持ちを伝えた。
タローちゃんと鍵開けの練習をしたら1回で開け方を覚えたので、今後は閉め出されても「あーけーて」と言えば開けてくれそう。
ただ、開けられるようになったらなったで、ベランダに一人で出てしまう危険(室外機などに登って下に落ちる可能性)もあるので、その日のうちにアマゾンで補助ロックを買って取り付けた。
その後はベランダに出るたびに隣の部屋の鍵も開けるか、補助ロックでガラス戸を閉められないようにしてから出るようになりましたとさ。
・・・
聞いてはいたけど、こんなことが本当に我が身に起こるなんて。
1ヶ月以上止まらない謎の咳、脱輪、ロックアウト…
普段はそういうの何も信じんのやけど、あまりに試練が続くので、お祓いでもいこうかとさえ思ったのでした。
よかったことはまた一つ緊急対応の経験が増えて対応力がついたこととタローちゃんが無事でその後の影響(ママと離れたがらないなど)もないこと。
ママも怖かったよー。
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