すきっぷで遊んでいたら、突然2、3歳くらいの元気というか勢いのいい女の子にタローちゃんが顔をひっかかれた。
一緒に遊んでいたとかおもちゃを取り合ったとかではなく、近くにいたら突然。
ネコみたいに爪を構えて、明らかにタローちゃんの顔に向かって5回くらい勢いよく振り下ろしてきた。
あまりに突然で、母はなすすべもなかった。
うち3回くらいは当たったので目の下と眉間に小さな傷&みみず腫れ。
その後何が彼女をそうさせたんかなぁと状況を思い出しながら整理してみた。
タローちゃんとわたしは二人で遊んでいて、タローちゃんが棚から大きめのおもちゃをガッシャーンと落とした。
自分の足に当たらなかったかなと思って、「大丈夫?あんよに当たった?」などと本人に聞きながら無事を確認していた。
その時にその子が近くにいた記憶はある。
するとその子のお母さんが走ってきて、その女の子が何かしたんじゃないかと思ったようで、こちらに向かって、「何かしましたか?大丈夫ですか?すみません!」と話しかけてきた。
すると女の子がそれまで何もしていなかったのに、お母さんの謝罪に辻褄を合わすかのように、タローちゃんに攻撃してきた。
自分は何もやってないのにお母さんが謝ったのが気に食わなかったのか、タローちゃんが落としたおもちゃで遊びたかったのか、気づかないうちに彼女のテリトリーに入ってしまっていたのか。
その子のお母さんは「お友達にガジッてしないよ!」「なんでそんなことするの!」と口では止めようとしてたし、その後抱っこして別の場所に連れて行ってくれた。
いろんな子がおるし、「明日は我が身」なので、その子もお母さんも責める気はない。
いつの日かタローちゃんも誰かに怪我をさせてしまうこともあるかもしれない。
あぁいう場面において、1発目は事故。
子どもだから衝動的に手が出てしまうことはあるし、ある程度仕方がない。
2発目以降は双方の親がすかさず間に入れば防げることなので、遠慮なく二人の間に割って入ったり、抱っこして引き離したり、とっさに動ける瞬発力を鍛えておこうと思った。
すきっぷは基本安全な場所やけど、「こういうこともある」と、とても勉強になった。
3ヶ所ほど小さな傷ができただけやし、タローちゃん本人はびっくりしてただけで泣きもしなかったけど、自分でも意外なほどわたし自身が傷ついてしまった。
相手に対しての怒りというより、単純にタローちゃんが傷つけられたことが悲しくてシュンとなってしまった。
我が子が傷つけられるというのはこんな気持ちになるんやなぁと初めて知った。
保護者に怪我の連絡をしたら(とくに誰かに怪我をさせられたとき)本当に悲しそうやったもんなぁ。
もしタローちゃんが同じことを誰かにしてしまったら、
①1発目で引き離す(むしろ1発目も瞬発力を生かしてタローちゃんの腕をつかんで防ぐ)。
②引き離して落ち着いた後に相手に怪我はないか確認しよう。
③まだわからないとしても「ごめんね」ってちゃんと一緒に謝りに行く。
どちらの立場についても考えられたし、傷も大したことはないので、よかったことにしよう。
また遊びに行こうね。