それでは第1問です。
例えばある休日の午後、あなたは奥様と街に出て友人の結婚祝いのプレゼントを選びました。午後3時、通りかかったカフェの前で大きなソフトクリームを食べているカップル見て、奥様が「おいしそうなソフトクリームね…」とのたまいました。さて、貴方は、どのようなリアクションをするのが正しいでしょうか。
①「あれ、甘いばかりで実はあんまりうまくないんだ…」
ブー、これはダメですね。彼女は貴方に、そのソフトクリームがおいしいかどうか聞いているわけではありません。
②「おなか減ったの?家に帰れば冷蔵庫にこないだ買ったのが入ってるよ…」
少しは進歩しましたが、これではまだいけません。彼女は別にソフトクリームが食べたいと言っているわけではなのです。正解までの道のりはまだまだ遠いと言えます。
③「ダイエット中だって言ってたじゃない。そんなことだからぶくぶく太るんだ…」
言うまでもなくこれは最悪です。彼女はひとりで先に帰ってしまうかもしれません。
④「そう言えば疲れたね。少し休んでいこうか。」
なかなかいい所まで来ました。でももう一声といったところです。
⑤「今日はいっぱい歩かせちゃったね。疲れたろう。お詫びに好きなものごちそうするよ。」
男子たるもの、このぐらいは口にしてほしいところです。「帰りはタクシーにしようね」とか「夕飯は僕が作るよ」とか付け加えられればなお結構です。
続いて、第2問。
貴方の実家に親戚が集まるというので、今日は久々に奥様と二人でお出かけです。
着ていく服やアクセサリーを選ぶのに、奥様もいろいろとお迷いの様子。「こっちの真珠のネックレスと、そっちのカメオのブローチとどっちがいいかしら。」なんて、出かける時間が迫っているのに聞いてきます。さて、貴方はどのように答えますか。
①「どっちだっていいよ。どうせ中身はたいしたことないんだから…」
言うまでもなく、これが最悪の回答です。「じゃ、アタシ行かない。」と言われても仕様がありません。
②「ちょっと砕けた席だから、カメオの方ががいいんじゃない…」
これもいかがなものでしょうか。彼女は貴方のファッションセンスをそんなに信じているとは思えません。
③「どっちもよく似合っていると思うけどな。君はどっちがいいと思うの?」
適当に相づち打っているように聞こえますが、結構計算されています。まだまだこちらの方がダメージは少ないと言えるでしょう。
④「せっかくの休みなのに気を遣わせちゃって悪いね。今度気に入ったのがあったらプレゼントするよ」
ハイ、正解。そういうことです。彼女の「ホントは行きたくない」という気持ちを、貴方はうまくフォローしなくてはいけません。
さて、女性の出すサインというのは、男性にとっては基本的に理解不能だと思ったほうが良いかもしれません。この人は本当は何が言いたいのか。こちらは聞かれたこと、相談されたことを一生懸命考えて解決策を提示しているのに、どうして突然怒り出すのか…。わけわからん。
ちょっとした表情やしぐさ、話の流れなどに目を配り、女性がかすかに示すにサインに敏感に反応するためには、女性のコミュニティの中で暮らすという経験がどうしても必要になるのではないかと思っています。
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